執筆:上村菜穂(株式会社PR NET 代表取締役|大手企業・公的機関で延べ15,000名以上にSNS研修を実施)

※この記事は、2021年3月にInstagramのフォロワーが12,345名に達したときの記録です。数字や当時の話題は、その時点のものです。

💡 結論サマリー(30秒でわかる本記事の答え)

コンサルティング系はInstagramと相性が悪い。それでも12,345名に届いた一番の理由は「Instagramが好き」ということでした。

Instagram(インスタグラム)でコンサル系が苦戦しやすい理由は、①仕事風景がセミナーやZoomの写真ばかりになる ②ノウハウは検索(ブログ)に勝ちにくい、の2つ。ただ、相性が悪い=可能性ゼロではありません。実績を一切書かないグルメ特化アカウントでも1か月で手応えが出たことから、目的に合わせてアカウントを設計し、戦略的に発信することの大切さを実感しています。

📖 この記事でわかること
  • コンサル系がInstagramと相性が悪い2つの理由
  • フォロワー12,000人に届いた一番の要因
  • 実績を書かない特化型アカウントで試してわかったこと
  • フォロワー数と集客が別物である理由

とってもうれしいことに、Instagramのフォロワーさんが12,345名に達しました!この瞬間を見逃すまいと張り付いていたので、深夜ではなく日中に叶ってよかったです(笑)

Instagramには「コンサルティング系は相性が悪いのでは」という説があり、私自身もそれをよく痛感してきました。それでも「突破口はあるはず!」と模索し、うまくいかない時期や迷走した時期もありましたが、突破口がひとつ見えたときは希望の光が見えました。

Instagramアカウント@nahouemuraのプロフィール画面
Instagramインサイトのフォロワー内訳(フォロワー12,345人)

Instagramと相性が悪いのは、コンサルティング系のアカウント

Instagramと相性が悪いといわれている属性。それはズバリ、コンサルティング系です。「え!」と思った方もいるかもしれません。なぜなら、まさに私のことだからです。

コンサル系が相性の悪い理由は、大きく分けて2つあります。

理由 どういうことか
仕事風景がセミナー写真やZoomの画面ばかりになる お料理教室やハンドメイド、サロンと違い、仕事の様子が「映える」写真になりにくい
ノウハウ系は検索(ブログ)に勝ちにくい 具体的な問題解決ほど、例を交えて長く説明できるブログのほうが向いている

仕事風景がセミナー写真やZoomの画面ばかりになる

私のアカウントに仕事風景を載せると、Zoomの写真がずらっと並びます。「今日は◯◯さんとコンサルティングでした!」「今日は◯◯でセミナー講師をしました」と毎日アップしても、記録としてはよくても、うれしいのは自分だけ。完全に自己満足のアカウントになってしまいます。

さらにデメリットなのが、なんというか…印象が微妙になってしまうこと。ビジネス系のハッシュタグをつけるとビジネス系の方からフォローされることも多いのですが、プロフィールを見たときに、スーツ姿の自分とセミナー写真がずらっと並んでいると、セミナーの良し悪しに関係なく印象が微妙に感じてしまうのです。

そう思っていたら、当時話題だった音声SNSのClubhouseでも、「コンサル系の人ってなんか胡散臭い!」とキッパリ話題に上がっていました(笑)。私がお客様に「印象が微妙ですよね」と説明していたことを、見事にひと言で斬っていたのです。

お料理教室の先生やハンドメイド作品、サロンなどは仕事風景そのものが素敵に映る一方で、仕事風景が「胡散臭い」と思われやすいのがコンサルティング系なのです。

ノウハウ系は検索(ブログ)に勝ちにくい

文字投稿だけで写真が一切ないアカウントでうまくいっている例もあるので、一概にダメとは言えません。ただ、具体的な問題解決になるほど、例を交えながら説明できるブログのほうが向いていて、Googleでの検索には敵いにくくなります。

私自身、企業から「Instagramから売上を上げるために講演していただけませんか?」とお声がけいただき、Instagramの先生として登壇していますが、実際のお仕事はGoogleの検索(SEO)経由のほうが強かったりもします。もちろん、ブログの運営に相当な時間と労力をかけてきたからこそ、ですが。

メイクのように「気軽に知りたい」「目で見てわかることが大事」な情報はInstagramと相性がいい一方で、集客の悩みのように問題が深刻になるほど、キャプション2,200文字の中ではなく、ブログでの解決が求められると考えられます。

ただ、相性が悪い=可能性ゼロ、という0か100かの話ではありません。「突破口はあるはず!」と前向きに模索して、今に至ります。Instagramで発信するノウハウは、簡潔に、わかりやすい視点で、長くなりすぎないようにしています。

Instagramで12,000人に届いた一番の要因

これはズバリ、Instagramが好きだということです。基本的すぎてすみません。でも、考えて考えて考えた結果、これが一番しっくりきました。

  • Instagramが好きだと、ほかの人の投稿を見ることも楽しくなる
  • Instagramが好きだと、運営会社の方針も知りたくなる
  • Instagramが好きだと、どんな投稿が見たくなるのか・読みたくなるのかを自然と考える

そして何より、すぐに結果が出ず、時間をかけてコツコツ続けるものだからこそ、好きで楽しむことは必要不可欠だと思うのです。Instagramに限らず、どのSNSでも、まずは自分がユーザーとして好きになること。これが実は一番の近道です。

実績を書かない特化型アカウントで試してわかったこと

ちょうど1か月前の2021年2月16日に、グルメ特化型のアカウント @naho_guide を作ってみました。

Instagramアカウント@naho_guideのプロフィール画面

特化型アカウントを作った理由

理由は2つあります。ひとつは、Instagramのアルゴリズム(仕組み)を確かめられる実験用のアカウントがほしかったこと。もうひとつは、「特化型アカウントが強い」という説を聞いたものの、今のメインアカウントでは特化型が難しいため、「聞いた話によると」ではなく実体験にしたいと思ったことです。

一番労力をかけずに続けられるものは何だろう?と考え、写真のストックが多かったおいしいお食事を選びました。コンセプトは〝女性が喜ぶお店〟。ラーメンや揚げ物、ガッツリ系やファストフードはもともと苦手なので投稿していません。強いて言えば、和食のコースで天ぷらが出てくるくらいです(笑)

1か月でフォロワー411名、いいね200以上

もともとの運用知識をもとに運営を始め、2021年3月15日時点でフォロワーは411名ですが、いいねは200以上つきます。下の投稿が、当時一番反応がよかったものです。

Instagram投稿インサイトのリーチ・保存数の画面

運用してみて感じたのは、Instagramの可能性です。今、私はこう感じています。

Instagramは、何者でもない人が、何かになれる!

なぜなら、このアカウントには私の実績を何も書いていないからです。14歳でメールマガジン読者を20,000人集めたことも、大学時代に遊びを返上して努力し、東京大学・楽天大学(楽天グループ)・ロート製薬・マイナビ・サイバーエージェントなどで講演できたことも、日刊ゲンダイさんに取り上げていただいたことや執筆していることも。

それまでの人生を何も書かずに1か月でこれだけの結果が出たとなると、この先の運用次第でもっとすごいことができそうとワクワクしています。400名のフォロワーでテンションが上がるのはまだ早いのですが、いいねの割合に感動しています。すき間時間にこのアカウントを活用して、Instagramの可能性を実体験として伝えられる一人になりたいと思っています。

フォロワー数やいいね数と、集客は別物

ただし、いいね数が多い、フォロワー数が多いからといって、それがそのまま集客につながるわけではありません。ここは別の対策が必要です。

逆に、フォロワーが1,000名いなくても集客に成功しているお客様は何名もいらっしゃいます。目的に合わせたアカウント設計をして、「なんとなくの発信」ではなく戦略的に発信することが大切です。

よくある質問

Q
コンサル系のビジネスは、Instagramで集客できませんか?
A
相性が悪い理由はあります(仕事風景が映えにくい・ノウハウは検索に勝ちにくい)。ただ、可能性がゼロなわけではありません。ノウハウは簡潔に、わかりやすい視点で届けるなど、Instagramの特性に合わせた工夫で突破口はつくれます。
Q
コンサル系は、仕事風景の写真を載せないほうがいいですか?
A
セミナーやZoomの写真ばかりが並ぶと、自己満足に見えたり、印象が微妙に感じられたりしやすくなります。自分の好きなものや信頼している人のことなど、見る人がうれしい投稿も交ぜて、アカウント全体の印象を整えるのがおすすめです。
Q
特化型アカウントは、本当に伸びやすいですか?
A
私が試したグルメ特化型のアカウントでは、実績を一切書かずに、1か月でフォロワー411名、1投稿あたり200以上のいいねがつきました(2021年当時)。テーマが絞られていると、見る人に何のアカウントかが伝わりやすくなります。
Q
フォロワーが多ければ集客できますか?
A
フォロワー数やいいね数と集客は別物です。フォロワーが1,000名に満たなくても集客に成功している方はたくさんいます。目的に合わせてアカウントを設計し、戦略的に発信することが大切です。

まとめ

  • コンサル系は、仕事風景とノウハウの届け方の2点でInstagramと相性が悪い
  • それでも相性が悪い=可能性ゼロではない
  • 12,000人に届いた一番の要因は「Instagramが好き」ということ
  • フォロワー数と集客は別物。目的に合わせたアカウント設計が大切

相性が悪いといわれる分野でも、突破口は必ずあります。まずは自分がユーザーとしてSNSを好きになるところから始めてみてください。

上村菜穂 プロフィール写真
著者プロフィール|上村菜穂(株式会社PR NET 代表取締役)

マーケティングの本質×SNSのトレンドを掛け合わせた、SNSからの女性集客を専門としている。14歳でメールマガジンを始め、8ヶ月で20,000人の登録を達成(当時の歴代最年少記録)。個人・法人の500件以上のSNSアカウントを個別に指導。これまでの登壇・研修先は、ダイハツ工業・東芝テック・ロート製薬・POLA・楽天大学(楽天グループ)・東京大学・東京都中小企業振興公社・各地商工会議所など。全国で延べ15,000名以上へ講演・研修を実施している。詳しいプロフィールはこちら。

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