私たちは皆、自分で自分のことをわかっているようで

自分が一番自分のことをわかっていない。という相反する状況になっています

 

だからこそ強みを見つけ、自身のウリを打ち出すことに難しさがあるのですが

この問題の本質と解決策を見ていきましょう。

 

 

自己分析には『ジョハリの窓(Johari Window)』の盲点の窓を探るべき

『ジョハリの窓(Johari Window)』という対人関係における気づきのグラフモデルが1955年に提唱されました。

 

アメリカ・サンフランシスコ州立大学の心理学者ジョセフ・ルフト氏とハリー・インガム氏が発表したのは

人には、

・公開されている自己(Open self)

・隠されている自己(Hidden self)

・自分は知らないけれど他人は知っている自己(Blind self)

・誰にも知られていない自己(Unkown self)

の4つがあるということです。

 

①開かれた窓(開放の窓)

→他者に開放されている公的な自分

例)自分も周りも理解している性格など

 

②気づかない窓(盲点の窓)

→自分は知らないけれど、他者は知っている自分

例)自分では気づいていないが、周りは気づいている長所・短所など

 

③隠された窓(秘密の窓)

→意図的に隠している、語られていない自分

例)誰にも見せていないプライベートな一面など

 

④閉ざされた窓(未知の窓)

→まだ誰にも気づかれていない自分

例)新たに開発される可能性がある才能など

 

 

特にビジネスは、②気づかない窓(盲点の窓)から

大きくなることが数え切れないほどあるのですが、

私たちは自分の人生で当たり前にしていることを

価値をして見出すことが難しい一面もあるのです。

 

ご自身で事業をしていると「集客ができません」という状況に

直面しているケースが8割だと言われています。

 

 

ただ、ここで一度立ち止まって考えないといけないことが

なぜ集客ができないのか?です。

 

一概に「お腹痛い」という状況であっても、

人によって、そのときによって、

風邪なのか、生理痛なのか、食あたりなのか原因が異なります。

 

ビジネスも、集客も、それと同様で

「集客ができない」という単語は同じでも人によって原因が異なるのです。

 

ここから先は集客ができない現象の本質を理解し、

大きな要因であるご自身のウリの見つけ方や独自性について

解決策のヒントをお伝えしていきます。

 

 

集客に繋がるまでのパターン別フロー

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まず、集客をする方法として

  • 人に紹介してもらう
  • 自分の足を動かして人に会いに行く。声をかける。(例:交流会に参加/テレアポ)
  • お客様からお申し込みをいただく
    HPSNSへのお問合わせ。メールマガジンやLINE公式経由。
    店舗を持っている方なら、看板やチラシなどでお越しいただく)

が一般的ではないでしょうか。

 

人に紹介をしてもらえると、お客様の質はいいことが多いですよね。

人の信頼の重要性を感じます。

 

が一方で、なかなか「紹介しよう!」と動いていただくのは難しいことも多いでしょう。

これは運任せ要素もあるからです。

 

 

次に自分が身体を動かして営業に行く方法です。

これはすぐにできることという観点からはハードルは低いですが、

(とは言っても、私はテレアポ経験はなく、ハードルの高さを感じてしまうのですが)

成約率はこの中で最も低いでしょう。

 

例えば交流会に参加している人は、営業されるために行くのではなく

・純粋に交流を楽しみたい

・ゲストor主催者に興味がある

・自分の営業をしたい

と思っていくのであって、見ず知らずの人から営業を受けたい!と思って参加する人はいないはずです。

 

もちろん、その中でたまたま出会った人が魅力的で

「この人のサービスなら受けてみよう!」と思うことはありますが。

 

当たり前ですが、ビジネスが近いものであればあるほど

主催者の方への配慮も必要ですよね。

 

私もいいと思ったサービスには自己投資をして学びたいので、

予想外でも自分に必要だったら教えてほしいと思います^^

 

しかし、営業する側になったときには、残念ながら成約率が低いです。

 

では自分の努力でコントロールができて、

かつ、それ次第でいくらでも成果も出せるもの。

 

それは

『お客様からお問い合わせをいただくこと』

です。

 

その現象を起こすために、

SNSを使ってお問い合わせをいただく側になるには

どうしたらいいのかを考えましょう。

 

 

集客に困らない人は『圧倒的な実績』『独自性』『人柄のファン』9

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集客に困らず、お問い合わせが集まり続ける人は、どのような人でしょうか?

 

答えは

・その分野で圧倒的な実績があるか

・独自性があり唯一無二の存在か

・人柄のファンになっているか

が確率論として非常に高いです。一つずつ詳しく解説をします。

 

その分野で圧倒的な実績があるか

圧倒的な実績を作るためには、多くの人がしていない努力をして、

多くの人がしていないリスクも恐れずに挑戦し続けることが大事だと思います。

 

私自身も、会社を作り、

個人から組織を意識した働き方になったことによって

経営者1年生でまだまだ未熟ですが

「組織を持つということは、こんな決断をしないといけなかったんだ」

と初めて直面する悩みが増えたことにより、視座が変わりました。

 

個人事業主として走っている頃に、とてもお世話になった経営者の方から

結果=考え方×行動×継続 と教えていただいたのですが、

圧倒的な実績を出すには、この方程式が全てだなと思います。

 

ここまで本質をついた式には出会ったことがないので、

この中で今の自分に足りないものを補って一人で行っている人なら、ご自身を。

組織で行っている人ならば、チームを強くしていくしかないんだと感じるこの頃です。

 

独自性があり唯一無二

独自性の作り方に関してはこちらの記事で詳しく書いています。

真似されない、パクられないビジネスはストーリーとUSP戦略

 

人柄のファン

人がファンになる要素を分解すると

  • 人柄に憧れる
  • スキルの高さが目標値を超えている
  • 感動した出来事があった
  • 他の人にはない魅力がある

etc

 

おそらくみなさんがファンになっている人には

このような感情を抱いているのではないでしょうか?

 

ファンになってもらうには、これらの要素の何かしらが重要なはずです。

だからこそ、ご自身の発信はこの逆算で行うべきなのです。

 

最近読んだ書籍の中でエイブラハム氏が提唱をした『感情の22階』というものを学びました。

 

1 喜び・真価を認める=感謝・力を与えらえる・自由・愛

2 情熱

3 熱中・熱心・幸福

4 明確な期待・信念

5 楽観

6 希望

7 満足

 

8 退屈・怠惰

9 悲観

10 葛藤・イライラ・焦燥感

11 お手上げ・圧倒される

12 失望

13 疑念

14 心配

15 非難

16 落胆

17 怒り

18 復讐

19 敵意・激怒・嫌悪

20 嫉妬

21 不安・罪悪感・不徳

22 恐怖・後悔・絶望・深い悲しみ・憂鬱・無気力

 

1~7までがポジティブな感情

8~22がネガティブな感情です。

これらの感情が下から上のステージに動いた時に、人は感動を覚えるのだそうです。

 

そして人は感動や感情の動きが得られるものに対し「お金を払おう!」と思うので、

ビジネスをしている人もこの心の動きを知っておくことはとても大切なものだと思いました。

 

そのため、スキルはお会いしないと伝わらないや

商品やサービスも体験しないとわからないものがたくさんあります

  • お客様のbeforeafterを伝える
  • 写真や動画などでよりリアルな商品やサービスをお伝えする
  • 成果を伝える

などが自分ができるアクションです。

 

文章や動画の中でも、自分の大切にしていることや感じていることを表現していくといいでしょう。

 

大切にしているものは何か。

それに対して、どのように考えているのか。

これらの発信を積み重ねれば、人柄が伝わっていきます。

 

人柄を伝えれば、その雰囲気が好きな人が集まってきてくれます。

 

値段の安さや利便性ではなく価値が伝わり、

「◯◯さんだからお願いしたい!」とお申し込みに繋がります^^

 

 

【意外な落とし穴】売れない強みを〝強み(ウリ)〟と勘違いをして執着

強みには2種類あって、

・売れる強み=ウリ

・売れない強み=個性

があります。

 

もちろん個性は素晴らしいことですが、素晴らしい=ビジネスになるとは限りません。

 

どういうことか、もう少し具体的に見ていきましょう。

 

極端な事例ですが、私の場合、メンタルが安定していて強い方だと思います。

実際周りの方からも、

「鋼のメンタル」

「メンヘラ要素を全く感じない」

など言われることが多いです。

 

 

後者のメンヘラ要素というのは、もしそういう特性があったら、

私が落ち込んでいる時に連絡が取りにくくなるなど悪影響が及ぼされると

経営者として論外ですし、相手に迷惑をかけてしまうのですが。。

 

前者の「私は鋼のメンタルです!!」というPRも

研修を受ける皆さんや、個別レッスンを受ける皆さんにとっては

さほどプラスにならない・・はっきり言うとどうでもいいですよね。

 

鋼のメンタルまでいかなくても、

せめてメンタルが普通でいいからと言うことが正直なところでしょう。

 

 

このように本人からしたら、

「この強みがあるから私なんだ!」と言う要素があっても

「それってお客様に関係ないですよね?」と言うのは個性でありウリではありません。

 

しかし、自己分析をした結果、個性を強みとして押し出していて、

本来届けたい相手にとって

「んー、まぁそれはどっちでもいいんですけど」

と心の中で思われてしまうことを全面に打ち出してしまっている方も一定数いらっしゃいます。

 

もし心当たりがある方は、強みが自分軸になっていないか。

お客様にとって価値のある強み=ウリとして伝えられているか。

今一度、見直してみることをおすすめします。

 

 

あとはブランディングで、自分だからこそ提供できることを伝えていくことも欠かせません。

ただし、ブランディングが人によってどういったバランスで、どう見せるべきなのか。

 

集客であれば、成功させるために要素があり、

その要素分解をして、目の前の方は何が足りないのかを考える。

 

そして、足りないものを補うために、

どのようなことにフォーカスを当てながら(ブランディング)

どのように伝えるといいのか(PR

に関しては、科学のように法則があるのです。

 

その法則とオーダーメイドなご指導をさせていただけるのがマンツーマンなので、

こだわりを持ってコンサルティングさせていただいています。

 

  

自分では弱みと思ってくれていることに価値を感じてくれる人とは

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私自身の話になりますが、SNS集客に関する講師業を

20代のうちから数多くの上場企業さんで担当させていただく機会がありました。

 

同時に自主開催も行い、個人の方にSNS集客のノウハウをお伝えしてきたのですが、

ご参加いただく方は98%ほど年上の方です。

 

今だから言えるのですが、講師デビューをしたばかりの頃は

「年下の私が先生でいいのかな?」

「ましてや、同年代の中でも童顔な方なので、頼りないんじゃないか」

と思った時もありました。

 

しかし実際にお客様の声に耳を傾けてみると

SNS集客を学ぶのに、若い人というのは魅力に感じました!」

と言ってくださっていたのです。

 

童顔を一番よく思っていなかったのは

他でもない私だと気が付いた出来事でした。笑

 

自分が弱みだと思っていたことで、ビジネス用語をあえて使うと

『ターゲティング』というお客様を絞ることに成功しており

「年下でも学べることは学ぼう!」

「年齢問わず、得意な人に学ぼう!」

と考えてくださる謙虚で人間性が素晴らしい方ばかりが

長期的な関係になっているなと思いました^^

 

 

〝弱みの価値〟についてさらに考察をすると・・

さらに「弱み」について考えてみると

ふと思ったのは「強み」「弱み」は当たり前から外れているから

「強み」にも「弱み」にもなり得るのだと思いました。

 

そして「弱み」というものは共感を与えてくれるという魅力があるかもしれません。

 

例えば私がとても素敵だなと思う著名人の方に、山口真由さんが思いつきました。

 

山口真由さんといえば

東京大学法学部を2006年に首席で卒業、

財務省の官僚を経て弁護士

ハーバード大学のロースクールをオールAで修了

一度聞いたら忘れない華麗なる経歴と

ハーフのような色白の美人さんで

モデルさんのようなお方です。

 

しかもご両親も妹様もお医者さんで、

山口真由さんだけ「血を見るのが苦手」という理由で

弁護士の道に進んだ、と聞いたことがあります。

 

 

ここまでくると生まれながらにして土台が桁違いと言いますか

「東京大学首席卒業」だけでもすごいのに、並外れた美人でお金持ち。

 

(失礼すぎる例えで恐縮ですが)もしそんな山口真由さんが

「個人で仕事を始めて月に30万円稼げるようになりました!」と言っても、驚きませんよね。

 

「いや、そんなに低いはずはない」という驚きになってしまうかもしれません。

しかし同じ「独立をして月30万円」でも、主婦を10年間やっていて

社会(ここでの定義は、働いてお金を稼ぐ)とのブランクがあった方が言っていたらどうでしょう?

 

きっと多くの方の主婦の方、パートの方、

OLさんからしても希望の星のように感じませんか。

 

社会(働いてお金を稼ぐ)と10年離れていて、家族を大切に守ってきたことが日常だったお方が

「自分で時間を調整して、月に30万円を稼げるようになりました!」の方が気になりますよね。

 

もしかしたらご本人様は、主婦を10年間やっていたことを

社会と離れていた分、弱みに感じてしまうかもしれませんが

「どうやって稼げるようになったのか聞きたい!」と思う人が一定数いらっしゃるのも確かです。

 

 

 

ビジネスは独自性が大切とわかっていても、自分と同じような職業の方がいて

かつ上手く行っていない時は焦ってしまいますよね。

 

私もライターとしてスタートした頃、

なかなか売上をあげられずにモヤモヤしていた時があったのでお気持ちはわかります。

 

ここからは独自性の作り方でTVを見て勉強になった事例をご紹介します!

【独自性を作る】TV『坂上&指原のつぶれない店』 宮本カレーさんの事例

先日、テレビ番組で一番好きな『坂上&指原のつぶれない店』で特集が組まれていたのは

京都・上桂にあるカレー専門店「宮本カレー」さん。

https://www.instagram.com/p/CA9qEvHDz7N/

 

元々は京都おばんざい屋さんの「おばん菜」というお店で和惣菜が絶品のお店でした。

 

そこに人気とんかつチェーンの「かつや」臼井健一郎社長のアドバイスで

再建に取り組む前では嵐山駅から2駅の上桂駅から

徒歩30歩(!)のところにある良立地にも関わらず

1日1万円の売上があるかで毎月30万円の赤字だったとか。

 

しかし臼井社長のマーケティング戦略により

見事、コロナ禍でも大反響で乗り越えInstagramでも日々、

「本日は完売しました」とご投稿されています。

 

では気になる臼井社長のマーケティング。

 

私が特に印象的だったのは

・競合が行っていない時間帯にシフトすること

・これがあるから行きたい!と思われる専門店にすること

でした。

 

差別化戦略1:競合が行っていない時間帯にシフト

臼井社長が現地で行っていたことは自分の足でその街を歩き、

「おばん菜」がオープンしている夜のお時間は

他にもたくさんのお店が賑わっていたのだそうです。

 

しかし、お忙しい臼井社長が他の予定を調整し

現地に宿泊をして翌日、街歩きをしてみると・・

お昼に空いているお店がほとんどないことに気が付かれたのです!

 

そこでお昼の時間帯に変更を薦め、ご実行されていました。

 

ただ、この時の店主さんは

「常連さんとしてお越しくださる方に悪い・・」というのが一番苦しく躊躇っていらっしゃって

ビジネスをやっている人がぶつかる壁を目の当たりにしました。

 

新しくBのプラン(このケースはお昼営業)をやろう!と思った時に、

これまでのAプラン(このケースは夜営業)にいてくださったお客様はどうしよう・・と。

 

臼井社長は

「これまでの夜のお客様がお昼に来たくなって、かつ新しいお客様が来るお店を目指しましょう!」

と明るくおっしゃっていましたが

人間は情があればあるほどこれまでのお客様のことを思い、

新しいことができないのはビジネスでは引っかかる壁だと思いました。

 

※少し余談ですが私もアイディアを提案することが多い立場だからこそお客様に提案する時に、

どんなに相手のことを考えている提案であったとしても

自分が言いたいことだけを言うのではなく

相手の背景を考える思考も大事だと実感をしたのです。

 

笑顔でワクワク「良いですね!」と言ってくださる時ではない場合、引っかかる理由があるはずです。

 

・新しいことを始める不安なのか

・これまでのお客様への申し訳なさなのか

・価値観の観点で附に落ちていないのか

…etc

 

これらをしっかりとコミュニケーションをとり

汲み取れるようになりたいと思いました。

 

本題に戻して、臼井社長のマーケティング理論で上手くいっている企業は他にもあります。

 

例えばファーストフード。

絶対的な王者マクドナルドは1955年に創業しています。

一方、後発のサブウェイは1965年。

 

売上高は確かにマクドナルドの圧勝ですが

でもサブウェイも店舗展開されていますよね。

 

よくサブウェイを分析する方々はヘルシー戦略で地位を確立してい、と言われているように

確かにあまりファーストフードを食べない私も、サブウェイは抵抗がだいぶ少なくなります。

 

このように既存のバーガー店にない「ヘルシー」を取り入れるのも、

ライバルが行っていないことの一つと言えるでしょう。

 

 

もう一つの事例として、ドミノピザも業界では後発的に参入しました。

 

「参入時にインパクトをつけないと!」と言うことで考えられたのが

世界一有名なキャッチコピーとして今でも言い継がれる

「アツアツのピザが30分以内に届かなければ無料になります」

という言葉です。

 

これまでの宅配ピザ屋さんの具材や生地だけでは大きなインパクトがつかない!

ということで、他が打ち出していない宅配ピザをやろう!というのも

ライバルを見たからこその視点ですよね。

 

ご紹介をしたのは大企業ですが、実は私もこの考えを応用しています。

 

肩書きで『女性集客講師』と名乗っているのもその一つです。

セミナーや交流会など行かれる方は「集客コンサルタント」という肩書の方にお会いしたことはないでしょうか?

 

書籍も人気で、年間何千人と集客をされていたら、

とてもすごいことなので、話は別だと思うのですが

そもそも私はそんなことができていないですし

逆に何千人と集まってしまっては、働き方を組織に変えないとお客様に良いものがご提供できないのです。

 

でも私の今の仕事の起点は、集客の数も大切ですが

20代で祖母の自宅介護を手伝えたのは

個人でビジネスができるくらい人を集められて働き方を選べたから

ということが全てのベースになっています。

 

これからの人生経験で変わるかもしれませんが、自分で自由に動けて調整できたからこそ

祖母にも両親にも「ありがとう」と言ってもらえて、

祖母の90歳の老衰まで寄り添えたのはかけがえのない幸せです。

 

だから、働き方を選べるためにお客様が集まってくれないと

ビジネスが始まらないので力になりたい!

 

でも1年で何千人の集客はしたことがないし

だからと言って始められないのももったいないので、

集客→女性集客

(ライフスタイルやパッションの観点から、そもそも女性に向けて行っていたので)

 

コンサルタント→講師

(幸いにも講演活動が多く、少人数でもお伝えするので、講師っていいかも!と)

ということで女性集客講師にしました。

 

 

ここで言いたいのは、

「肩書きを変えてください」ということではなく

ライバルの人や同じような職種のハイレベルな人がやっていない

小さな穴を見つけてやってみましょう!ということです。

 

 

「宮本カレー」さんの場合は、

それがたまたま時間であって(同じ駅のお店は不思議なくらいランチタイム営業がなし)

私の場合は肩書きだったということです。

 

 

差別化戦略2:掛け算で新しい価値を生み出すこと

臼井社長の改革で印象的だった2つ目の

「これがあるから行きたい!と思われる専門店にすること」

についてです。

 

もともとおばんざい屋さんとしてお店をしていたのですが

嵐山からわざわざ来たくなるようなキャッチーを持つには何かに特化すること。

それで専門に選んだのが、おばんざい×カレーカレーの専門店だったのです。

 

確かにカレーとおばんざいの組み合わせって初めてお聞きするもの

近くにあったら行ってみたい!と心が惹かれませんか?

 

誰のために、何に特化をして提供する?

ということがビジネスの基礎であり

ここで広げていいものと狭めるべきものがあるからこそ

絶妙で難しいですが、奥が深いですよね。

 

 

実績がなくてもできる。ブランディングの本質とは?

これまで習得をしてきたスキルや、実は自然と培っていたスキル、資格を頑張って取得したスキルで

「ビジネスをやっていこう!」

と思ったときに、悩みの壁になる一つのことで『ブランディング』があります。

 

そして多くご相談をいただくのですが

「自分と同じことをしている人たちがたくさんいますし、

実績なんて全然違うので私はこれからどうすればいいのでしょう・・」

と耳にします。

 

この問題の解決策は、

・独自性の隙間を見つける

・信頼関係をつくる

だと思います。これについて解説をしていきます。

 

同業者がいるからこそ、独自性を見つけること

同じスキルの1つの軸でしか見なければ、

経験が長く、適性もある人が有利になってしまいますよね。

 

でも個人事業主だったある時、気がついたのです。

「個人事業主ってすごい!!」と。(笑)

 

実は私は大学時代が人生で一番辛かったのですが、

例えば数学の偏差値が68あってもトータルでできないと、

一定のレベルの大学には入学ができません。

(実際に入れたのは神奈川大学なのですが、偏差値50くらいです。)

 

また、学生時代の陸上競技部では

中学・高校時代にしていた長距離に女子は入部ができず

何を思ったのか短距離に入るも、ずっとダントツでビリで

後輩にお世話をしてもらうような先輩(←?)でした。

 

わかりやすく50m換算をすると部活のみんなは

女子でも50mを6.5秒前後で走ります。

 

でも私はもともと9.0秒だったところからスタートで

努力をして、努力をして、週6日に部活に励んで

毎朝、ジョギングも筋トレも20分ずつはしていたら、ようやく50mを7.3秒にはなれました。

 

しかし、この環境ではどうもがいでも断トツでビリでした。

 

なぜなら大学受験も、陸上競技も数字で全てが決まります。

 

決められた中で、

決められた数字を出さなければいけないのです。

 

しかし、個人事業主や経営者はどうでしょう?

一つの決められた分野だけが全てではないのです。

 

だから、他の人と比べて自信を失っている人がいたら私はそこに全力でストップをかけたいです。

 

今、誰かと比較をしているその一つの軸は

あなたの方が結果が出ていないかもしれません。

 

でも、それだけが全てではないのがビジネスの世界です。

 

(と書きながら心の中で

「◯億円を売り上げている経営者の方々は違うことを言うのかな・・」と言う思いもありながら。)

 

特に女性の起業で、好きなことをお仕事にしていく人は

色々な要素で決まること・選ばれることが顕著です。

 

 

例えば私の場合は、個人事業主をライターとしてスタートしましたが、

自分より歴が長いライターさんはたくさんいるのに、講演の機会をたくさんいただきました。

 

人前でもあまり緊張しない性格もあり

(でも実は今でも、自己紹介のところまでは少し緊張します。笑

内容に入ると、緊張がスーッと消えて、緊張自体を忘れます)

どこかで話すと、また次のオファーをいただけています。

 

だからこそ、当時の私ならライターで

みなさんが資格やスキルでこれ!と言うものの

一つの軸だけで、自分を見ないことが重要だと思うのです。

 

自分が一つの軸だけで自分のことを見て、周りの人と比べてしまっては

いつまでもブランディングの罠から抜け出せません。

 

他の掛け合わせはなんだろう?

そんなことを、考えて、考えて、考えて、時にリサーチをして、

時に周りの人の声を聞いて考えるのです。

 

それがわからない時は誰かプロに相談することです。

そうでないと、大切な時間を失ってしまいます。

 

私も考えて、考えて、考え抜いて、相談して

たくさんのお金と時間を投資して悩みながら、独自性を見つけることができました。

 

すると楽天さん、ロート製薬さん、

サイバーエージェントさん、マイナビさん、東京大学さんをはじめとした、

名だたる企業・学校で講演依頼をいただくことができたのです。

 

それでも独自性を作り出すことが難しいとお悩みの方は、

ぜひ一度、メールマガジンから個別コンサルティングにお越しください^^

→現在はzoomのみで開講です!

 

小手先のテクニックだけではなく、信頼関係をつくる

名だたる企業さんとのお仕事はとても嬉しいことで、

私もこれからもっと増やしていきたいなと思うのですが、

ブランディングで大切なことの2つ目は〝信頼関係〟です。

 

大きな企業が振り向いてくれるか、すごい人が振り向いてくれるか、

一番大切なことはそれではないはずです。

 

身の回りの人を幸せにできているか。

 

その先に、本人がもっと大きなことを目指すのか否かを選んだり、

ふと誰かが応援してくれたり、そういう流れだと思うのです。

 

そしてこの信頼関係は、自分のスタンスと相手が大切にしていることが合うかどうかです。

 

もちろん自分の専門分野において努力はし続けることです。

 

その前提はありますが、努力をしても、一気に飛躍はできません。

 

積み重ねて、積み重ねて5年後・10年後に花が開くこともあれば、別の形で実るものだと思うのです。

実際に私も18歳から24歳までたくさんのビリを経験し、まさに花ひらいたのは最初から10年後です。

 

ビリだった環境で結果こそ出せませんでしたが、メンタルの強さという副産物を手に入れました

それが月日が経って、別の形で素敵なビジネスパートナーとの出会いとして実ったのです。

 

なので、私の場合は人との信頼関係で、

「この人はやると言ったら、そう簡単には折れないだろう」

という安心感を抱いていただいているのだと思います。

 

それは私の場合であって、

皆さん、一人一人の信頼関係ができる形は十人十色だと思います。

 

「◯◯さん(あなた)にお願いしたい!」と思われるために

ブランディングでスキル向上に励むことは大切ですが、

同時に自分がどういう人と、どのように信頼関係が結べるのか。

ここもしっかり考えるべきです。

 

これは個人で仕事をしているからこそ、

自分のオリジナルなキャラクターと向き合うべきだと思うのです。

(ブランドだったら、品質が同じことが価値なので、自分との信頼関係ではなくなります)

 

・人が安心をして本音を話せる人

・人の面白いところを見つけることが上手い人

・短所を長所に変換できる人

・表現が独特で、「この人のお話を聞きたい!」と思わせてくれる人

・思考が深く、質問から本質的なことを見つけてくれる人

・太陽のように明るくて、会うだけで笑顔になれる人

 

 

どれもすぐに数字として評価はし難いですし、人と比べるのも難しいです。

 

でもスキルがあり独自性を探した上で、個性という魅力があるから信頼関係が築かれて

「◯◯さん(あなた)にお願いしたい!」となるのです。

 

なかなかここに辿り着くまでが大変ですが、

乗り越えた先の未来はとても楽しみですよね^^

 

 

これからもこのブログを通してご一緒に頑張りましょう!

それでは本日もありがとうございました。

 

 

上村菜穂 プロフィール

上村菜穂.jpg

株式会社PR NET 代表取締役

〝広告費をコストカットして理想のお客様が集まるSNSづくり〟をコンセプトに
自身の開催イベントでは女性を延べ1,200名以上集客してきた。

そのノウハウを法人・コミュニティ向けに東京・大阪・福岡をはじめとした全国で
延べ10,000名以上に向けて講演活動をするほか、
女性起業家向けの集客・PRコンサルティングを主軸に事業を行っている。


ライターとして、20代女性向けの集客やPRを強みに、2015年に学生から個人事業主として独立。
14歳でメールマガジン20,000人・恋愛部門1位を取得。

女性が自分らしいことを仕事にして、豊かなライフスタイルを送れる社会をつくるべく、
集客・PRの再現性あるノウハウを構築中。

■主なメディア・法人実績 (敬称略)

・研修講師
「楽天大学」(株式会社楽天)
「ロートビューティーマイスターへSNS集客&プロモーション研修」(ロート製薬株式会社)
「お客様から愛されるSNSのお作法
〜集客UPにつなげるプレミアムレッスン〜」(秋田県信用保証協会 創業支援チーム 女性創業支援 チームポラリス)
半年間のサロンオーナー様向けアカデミー研修講師(株式会社UTP)
女子大生向けの人生設計を講演(株式会社サイバーエージェント)(株式会社マイナビ)など。

・ライター
「by.S」(株式会社サイバーエージェント)、「起業サプリジャーナル」(株式会社ネオキャリア)、「GOLMAGA」の女性向け企画・ゴルフ美人インタビューの企画、インタビュアー(東急電鉄)、福島 震災復興取材(近畿日本ツーリスト)、「家事大学」(株式会社ベアーズ)など。

・その他
秋田魁新報社(2019/10/26、2019/10/30)掲載
「おはよう日本 まちかど情報室」(NHK)
2016年五月祭にて「教育のできない人は起業を諦めなさい」(東京大学)
会員数34万人の日本最大級Webメディア『Schoo』に出演など。

 

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