執筆:上村菜穂(株式会社PR NET 代表取締役|大手企業・公的機関で延べ15,000名以上にSNS研修を実施)
※この記事は2020年6月時点のInstagramの状況をもとに書いています。
トレンドに乗るかどうかよりも、「自分のスタンス(立ち位置)」をはっきりさせることが、これからの女性集客には欠かせません。
Instagramの「ミニブログ化」でお役立ち情報が増えるほど、似た発信は忘れられやすくなります。写真の世界観か、ブログ化か。どちらを選ぶかは「楽しく続けられるか」と「お客様の需要に合うか」で決めて大丈夫です。
- Instagramで広がっている「ミニブログ化」とは何か
- 写真の世界観とブログ化、どちらを選べばいいかの考え方
- お役立ち情報が増えるほど「差別化」が必要になる理由
- 女性集客で「スタンス」を持つことが大切な理由
Instagram(インスタグラム)で、2019年からどんどん増えている「トレンド」があります。何か思い浮かぶものはありますか?
…と話題を振りつつ、私自身はまだその波にさほど乗っていません。お客様のニーズは見ていかないといけない、という自覚はあるものの、トレンドを追いかけ続ける性格ではないからかもしれません。
成功の方法には、トレンドに乗る・乗らないなど色々あると思います。そこで今回は、「トレンドに乗って発信をしても、これがないと集客がうまくいかない」というものをまとめてみました。
逆に言えば、トレンドに乗っていなくても、これがあれば人が集まってくれる。そう思えるものでもあります。2020年現在のInstagramのトレンドと、集客をするうえで欠かせないものを見ていきましょう。
最近のInstagramでのブームは「ミニブログ化」
SNSで様々な方の情報発信をリサーチしていると、最近はInstagramで「ブログ化」という概念が流行ってきています。一部では「ミニブログ化」とも言われているようです。
細かい定義は人それぞれかもしれませんが、共通しているのは文字や画像を入れて、わかりやすく情報を発信していることだと言えます。
私の投稿にはサンプルがないので「#ミニブログ」で検索してみると、6月14日の時点で129件の投稿がありました。ハッシュタグの数はまだ少ないものの、「#ミニブログ」を付けずに投稿している人が多いのが実際のところです。
検索結果は「そうそう、こんな感じ!」と思う投稿ばかりでした。「ミニブログって何?」と思った方は、ぜひ一度検索してみてください。
私はInstagramで写真の世界観を楽しむことも大切にしたいので、まだ踏み切れていません。これから少しずつ検討しようかな、と迷っているのが正直なところです。
写真とブログ化、どっちがいいの?と思っているあなたへ
このようなお話をすると、必ず「AとB、どちらがいいですか!?」という質問をいただきます。今回で言うなら、次の2つです。
AでもBでも、成功している人はいます。「Aにしたから成功」「Bにしたから成功」と、一概にまとめられる話ではありません。私は今Aの世界観で素敵なお客様と出会えていますが、Bで成功している方もたくさんいらっしゃいます。
答えはダイエットと同じ「続けられる方」
メールマガジンでも何度かお伝えしていますが、これはダイエットの理論と同じです。「運動で痩せる」と「食生活で痩せる」、どちらが正解かは断言できませんよね。あえて答えを言葉にするなら、次の2つを満たす方です。
- 自分が楽しみながら続けられる方
- お客様の需要とも合いそうな方
お客様を無視してはいけませんが、自分がやる気になって楽しく継続できないと結果は出ません。成功する方法は断言できないほどたくさんありますが、失敗するパターンは断言できます。
ダイエットも、継続できなければ体重は減りません。SNSも、継続できなければ集客はできません。だからこそ、自分に合う方を考えて、続けやすいスタイルを確立することがまず一歩めです。
私が今は写真を選んでいる理由
私は大学の建築学科を卒業していて、趣味も芸術鑑賞です。出張先で美術館を訪れるほど芸術が好きなので、今のところは写真で楽しんでいます。
ただ、ニーズに合わせて変わるべきところは変わることが大事です。これからもずっとそうかと言われると、そこは時代を読んで動こうと思います。
ブログ化でお役立ち情報が流行るほど、お役立ち情報の価値は下がる
では、Instagramのブログ化が進むと何が起きるのか、もう少し考えてみましょう。
ブログ化の定義は「文字や画像を入れて、わかりやすく情報を発信していること」とお伝えしました。つまり、ブログ化した発信で「◯◯食べた!」だけでファンを作るのは、一般の人には至難の業です。
それで盛り上がるのは、すでにファンがいる人だけ。知らない人が「オムライス食べた!」と投稿していても、よほどのオムライス好きか、よほどフォトジェニックなオムライスでない限り、あまりときめきませんよね。
そうなると、ブログ化で話題になるのは「エンタメ系」か「お役立ち情報」です。そしてビジネスをしている人の場合、後者のお役立ち情報になるケースが非常に多いと考えられます。
ビジネスで大事なのは「差別化」
発信する人が少ないうちは注目されても、ライバルが増えれば差別化が必要になる。これはいつの時代も、どの媒体でも同じです。ブログ化でお役立ち情報が流行っているからこそ、発信者の間の「差」がどんどん開く時代になっています。
日本の学校教育では、みんなと同じであることが重視されるように思います。でも、ビジネスで大事なのは差別化です。みんなと一緒では忘れられてしまいます。読者の立場で考えても、「よくある話」は誰が言っていたかも含めて忘れてしまいますよね。
これからの女性集客に欠かせない「スタンス」
では、トレンドになっているブログ化を含め、ビジネスでSNSを使って情報発信をする人はどうしたらいいのでしょうか。
以前から「経験談が重要」とお伝えしていて、それは今も変わりません。そのうえで、さらに自分の立ち位置(スタンス)を持つことが重要というのが、ここ最近の私の結論です。
女性は「分かち合いたい」生き物
女性がなぜ友人同士でおしゃべりしたいのかといえば、「分かち合いたいから」という人が多いと思います。だから「女子会」という言葉があります。同じ女子会でも、愚痴で終わる会もあれば、夢を語る会もあって様々ですよね。
つまり、分かち合いたいというのは共通するニーズだと考えられます。だからこそ、「何を分かち合う人なのか」=スタンスを明確にすることが大切なのです。詳しくは【女性集客の秘訣】女性心理の本質から導く効果的なマーケティングで書いています。
私が大切にしているスタンス
参考までに、私自身は次の3つを大切にしています。
- SNSやマーケティングに苦手意識がある人も「楽しい」と感じられるように
- 根拠を論理的に分析・考察して、再現性のあるノウハウとして伝える
- 女性の感情に基づいてSNS集客の戦略を組む
手前味噌ですが、「わかりやすい」というお言葉をよくいただきます。自分がわかりにくいと感じたものに対して、考えを重ねてきたからだと思います。マーケティング用語のカタカナを並べて、受講生さんが「わからない…」となってしまう伝え方はしたくありません。
SNSなどのオンラインは、本来いくらでもスルーしていい世界です。それでも価値観が合う人とつながれる。こういう出会いやつながりは素晴らしいからこそ、その価値を多くの人に知ってほしい。だから、SNSやマーケティングを好きになってもらう努力を私がするのです。
もともと理系で、根拠のないものがあまり好きではありません。「なぜこうなる?」を自分の好奇心で知りたかったのです。
実は小学生の頃、友人の間で「面白い!」と流行っていたハリー・ポッターを読んだら、魔法の世界がわからなすぎて全く楽しめず、「読書なんてキライ!」と思ってしまったことがあります。
(世界的な文学に対してかなり失礼ですが…)高校時代の友人が「読書って面白いよ」と教えてくれて、興味のある本を読んでみたら面白く、今では読書が大好きです。
だからこそ、根拠を探ることが好きな自分が知りたいことを考え、再現できるノウハウがあればそれを伝える。女性がどんなときにどんな行動をしたくなるのかを考え、勉強し、分析して、どんな全体像でどう伝えるかの戦略を立てる。
このスタンスが正しいか間違っているかではなく、このスタンスに合う人に貢献したいと思って発信をしています。
自分のスタンスがわかりにくければ、まずは同業者の誰かのスタンスをイメージして、自分との違いを考えてみるとわかりやすいかもしれません。
マーケティングの本質×SNSのトレンドを掛け合わせた、SNSからの女性集客を専門としている。14歳でメールマガジンを始め、8ヶ月で20,000人の登録を達成(当時の歴代最年少記録)。個人・法人の500件以上のSNSアカウントを個別に指導。これまでの登壇・研修先は、ダイハツ工業・東芝テック・ロート製薬・POLA・楽天大学(楽天グループ)・東京大学・東京都中小企業振興公社・各地商工会議所など。全国で延べ15,000名以上へ講演・研修を実施している。詳しいプロフィールはこちら。
