オンラインがどんどん主流になる社会で、SNSは私たちの生活の一部になりました。
最近だとつい一昨日の2023/07/06に
Meta社が新しいSNSとして『Threads(スレッズ)』をリリースしましたね。
Threadsはここからまた新しく変化されていくと思いますが、
今のところInstagramの温かい世界観の延長線でありながら、
気軽に呟けるTwitterのようなものでもあります。
画像や動画も投稿できますが、必須ではないというのがInstagramにはない魅力というところでしょうか。
こうしてどんなに写真や動画の世界になっても求められるのが文章力です。
文章力とは思考力です。
今後、時代がどのように変化をしようとも、トレンドが変わっても、必ず必要なものであり
ビジネスを行う人にとって文章力は必須のスキルでしょう。
一方で、いくらChatGPTがあるとは言え、いざ発信をしようと思っても「なかなか文章がうまく書けない…」というご相談を多くいただきます。
そこで今回は『読まれる文章を書くために必要な4つの要素』を解説してきます!
目次
そもそも読まれる文章とは?
みなさんは人に読まれる文章とは、どのような文章だと思いますか?
結論、
・ご自身が好きな人の発信
・興味、関心のあることに対する発信
ではないでしょうか。
どんなに文章が上手い人の文章であっても、自分が興味のないことを語られては、よほど好奇心の強い人や、何かしらの目的意識がない限りは「つまらない」と感じてしまい、読みません。
例えば私は苦手な食べ物で
「ジャンクフードとラーメンとビール」
と答えます。
それぞれ熱狂的なファンがいるもので、ラーメンに関しては
「ラーメンのよさが分からないなんて、人生の半分を損しているよ!!」と友人に言われたことがあるくらい。笑
でもラーメンが悪いわけでもなく、ビールやジャンクフードが悪いわけでもありません。
ただ私の好みに合わないので、ラーメンのことを永遠と語られても、文章が綴られていても
「読みたくないな」と思ってしまう・・ただそれだけのことです。
つまり、作家さんを目指すのであれば〝いい文章〟の定義があると思いますが
集客をする上ではみんなにとって〝いい文章〟は存在しないと考えています。
むしろ伝えたい人に伝えることができる文章が〝いい文章〟だと言えるでしょう。
では自分が発信をする時にどのようなことに気をつけるといいか。
私が思う人に読まれる文章とは
1、思考力
2、表現力
3、リサーチ力
4、想い
つまり人に読まれる文章=思考力×表現力×リサーチ力×想いです!
また、大前提ですが自分の実体験があることが非常に重要です。
実体験がある上で思考しているのか?
実体験をどれほどリアリティに語れているか?
実体験とその考察や関係することをどのくらい調べているのか?
実体験があるからこそ、どのような想いがあるのか?
特にこれからはAIがあるからこそ、実体験があるかどうかはより一層の価値になります。
【思考力】文章力とは考える力。書けない人は考える時間が短すぎる。
まず、思考力です。
ベストセラー『嫌われる勇気』でライターを努めた古賀史健さんは
自著『20歳の自分に受けさせたい文章講義』の中で
「文章力とは考える力だ!」とご提唱されていました。
私も冒頭でお伝えしたようにこの考え方には非常に共感をしています。
なぜなら何をどのように伝えたら、
読み手にとって価値のある情報になるか考える。
自分ならではのオリジナリティな情報になるように考える。
とにかく考えているからです。
よく「文章が書けません」と言う人の多くは、
書こうと思っている文章に対して思考している時間が少なすぎるケースが非常に多いのです。
ちなみに私は第二、四週目の月曜日にメールマガジンを書くと決めているので
金曜日あたりからメールマガジン のことで頭の中を占める割合が増えます。
つまり
考えている時間 > 書いている時間
なのです。
文章も結構長めですが、
書いている時間の3倍以上の時間は考えているように思います。
また、考えるからこそ文章に価値が生まれるのです。
例えば今回の4つの要素は、今の私なりの視点で考えてまとめましたが
これがGoogleに落ちているような情報だったら、読み手の方の時間を無駄にしてしまいます。
だからこそ、面白い情報を伝えられないか考えるのです。
「考えると時間が取られて他のことができません」とおっしゃる方もいて、お気持ちはよくわかります。
しかし、考えたものは自分の資産になると感じています。
ビジネスはよほど珍しいキャリアではない限り同じような職業の人がいるはずです。
ということはお客様は商品やサービスの提供者を選ぶことができますよね。
すると何が起きてしまうか。
それは聞いたことのあることしか伝えられない人は人の記憶に残らないのです。
みなさんもそうではないでしょうか?
しかし、自分の言葉で何か定義を伝えてくれたり価値観をシェアしてくれると
「こんな考え方があるんだ!素敵だな」
と共感する人が集まってくれます。
なのでもし「文章を書こうと思ったけど書けない!」と思う方は、心に手を当てて考えてみてください。
書こうと思って本気で考えましたか?
本気の程度は人によると思いますが、例えば私はこの記事を1-3時間くらいかけて書いています。
1時間かけて書くときは3倍の3時間以上、思考しています。
騙されたと思って3時間考えて見てください。何も書けないことはないはずです。
【表現力】読んでもらうための文章で気をつけるべきことは?
想いは必ず伝わる、と申し上げましたが注意して行ってほしいことがあります。
文章には型がいくつかありますよね。
・結論+理由
・起承転結
・PREP法:結論(Point)、理由(Reason)、 具体例(Example)、 結論(Point)
など。
もし型に悩んだら、最初は『結論+理由』の型がやりやすいと思いますが、
細かい型を気にする以上にやってほしいことがあります。
それは完成した文章の音読です!
必ず読んでください。まず改行をしていないのは自分でも読みたくないですよね。
どんなに素敵な内容も台無しで、よほどのファンではない限り読んでもらえないと想定しましょう。
音読をして「読みにくい」「リズムが悪い」と思ったら書き直すのです。
読みにくい原因はいろいろありますが、接続詞で同じものを使いすぎると読みにくいです。
私は癖で「そして」を使ってしまうので、音読をしては不要なところを削除しています。
文章はちょっと書いてできるものではありません。
どんな技術でも身につけるためには努力が必要なのは、文章も同じなのです。
私は幼稚園の頃に3年間、毎日、毎日、母が絵日記を書かせてくれたことが文章力のきっかけでした。
よく泣きながら書いたのは今でも覚えています。
そして小学校4年生の頃は担任の女の先生が大好きで、その先生が
「日記を書いたら先生が返すからみんな書いてね!」
と言ってくれて、私は毎日書いては先生と文通をするかのように楽しんでいました。
この時にもっと文章力を磨き上げることができたので、今でも先生に感謝をして年賀状を書いています。
つまり文章は才能ではありません。書いて、書いて、書いて、それでようやくできるものです!
ぜひ続けてみてください^^
【リサーチ力】クリックをしたくなるキャッチコピー力のポイント
人はどんなにいい人でも、見た目の清潔感がないと話を聞いてもらえない事実はどうしてもあると思います。
何が言いたいのかというと、それくらい第一印象は重要ということです。
冒頭でお伝えをした
・ご自身が好きな人の発信
・興味、関心のあることに対する発信
の後者と大きく関係します。
どれほど届けたい相手の興味や関心があることを発信していても、タイトルがいまいちだと読んでもらえません。
SNSでの第一印象は写真やデザインなどの雰囲気も含まれますが
どんなに素敵な内容を発信していても、「クリックしたい」「続きを読む を押したい」と思ってもらえないとそも先はないのです。だからこそ、「どうしたら自分の理想のお客様がクリックしたくなるか?」を常に考えること、リサーチをすることが大事です。
でもただ闇雲にリサーチをするのでは大変なので、アンテナを張るべきポイントをお伝えします。
ちなみにこのアンテナをはるポイントを実行してみた結果、
私が書いてきたブログのタイトルで
『文章嫌いから卒業!
『インスタの発信で記事から集客率を3倍アップさせる方法』
『なぜ人気のイベントページを真似しても、
『広告費20万円以下で1,
などが人気だった記事のタイトルです。
数字を効果的に使う
→「広告費20万円以下」「集客率を3倍アップ」などを活用。
キャッチコピーの例として
「文章に自信がない人も1分でできる!心を惹きつけるタイトルの作り方」
にする前の考え方として・・
- 文章に自信がない人もできる!
- 文章に自信がない人も1分でできる!
どちらの方が反応しますか?おそらく後者でしょう。また、
「夏こそ色白美肌を保つスキンケアアイテム5選」
「簡単、節約なのに栄養価◎3ステップでできる一品料理」
などに使っている「◯選」「◯ステップ」という書き方もおすすめです。
心の底で思っていたり、共感するフレーズを入れる
「文章嫌い」「人気のイベントページを真似しても、
など本当は読み手の人も心の中で思っていることをあえてキャッチコピーにすることで反応されやすくなります。
お客様の声に耳を傾け、ここがポイントなのですが
独り言のようにボソッと言うことが本音の本音が隠れていることが多いです!
限定感のある文章にする
「先着◯名様限定」
「◯月◯日まで限定」
人は限定があるほど、「急がなきゃ!」となります。
最近私も、1日10食限定という言葉に惹かれてランチをオーダーしたことがありました(笑)
迷ったときの背中を押してくれるフレーズだなと思ったものです。
常識から「えぇ!」と驚くようなことを伝える
番外編ですが、いいなと思った書籍のタイトルをご紹介します。
『3時間の睡眠で8時間分のリフレッシュができるハイパフォーマンス睡眠』 山口 真由子さん (著)
『社長が3か月不在でも、仕組みで稼ぐ、年商10億円ビジネスのつくり』 矢田 祐二さん (著)
『食べるほど「美肌」になる食事法』 木下 あおいさん (著)
『40代からの食べてやせるキレイな体のつくり方』 三田智子 さん(著)
など、常識とは逆のことを伝えると驚きと同時に「気になる…!」とクリックをしてもらいやすいです。
お客様の声をそのまま書く
「まさか1回でこんなに変わるなんて!」(美容・エステ系)
「料理嫌いな私が30分で3品作れるとは…」(料理系)
Meta広告も、よく見ているとお客様の話しそうなフレーズがよく出ています。
【想い】共感を集め、人柄が伝わる文章こそが読まれる理由
キャッチコピーが大切と話しましたがクリックして「続きを読む」「ブログを読む」など、アクションを起こしていただき、
↓
その先に何が書いてあるとまだ出会っていないお客様は自分のことを覚えてくれるのか?
見られる=ファンになる は乖離がありますし、現代では印象に残って覚えてもらうことすら、どんどんハードルが上がっています。
ここでのポイントが〝共感〟です。
商品やサービスのクオリティや品質は、多くの場合、商品を購入したりサービスを受けないとわかりません。
初めて行く飲食店が美味しいかどうかは、初めて行って食べてからわかるのと同じです。
i Phoneがどんなに便利なのかわかるには、
i Phoneを買って、機能を使いこなして
「こんなに素晴らしい技術が組み合わせったものがたったの10万円ちょっとで買えるのか!」
と感動するのは、使いこなしてからのお話です。
何事も経験してからです。
しかし、SNSやブログで先に伝えられるものがあります。それが〝想い〟です。
・何のためにこの仕事をしているのか?
・普段、どんなことを考えて仕事をしているのか?
・誰に、どのようになってほしくて仕事をしているのか?
直接お聞きすることが一番ですが、
SNSやブログの発信でもお伝えできます。
そして想いがあればあるほど、文章の上手い・下手に関係なく人の心に響く内容になっているので
一番簡単で効果的なものが、共感のある内容を発信することだと思います。
【文章術】文章で売りたい人は絶対覚えておくべき。2種類のセールスライティング
文章術に関してのポイントは上記の4つですが、おまけとしてセールスライティングついても要点をお伝えします。
セールスライティングとは商品やサービスを購入してもらうための文章です。
人が商品を買ったり、行動をするときに、どのような想いが起点になっているのかというと主に2パターンです。
・喜びや快楽を得られるとき
・辛い状況や苦痛を逃れたいとき
みなさんもこれまでのことを思い出してみてください。
・ワクワクして数千円のコスメや、数万円やお洋服を買う瞬間。
・理想の体型になるために購入をした数万円のサプリメントや数十万円のエステサロン。
・ビジネスを新しくスタートしたいと思って学び始めた数十万円の資格取得コース。
などなど。
きっといろんなことを考えて、その時の自分が納得をしてお金を支払っていませんか?
そしてその時は、
・喜びや快楽を得られるとき
・辛い状況や苦痛を逃れたいとき
のいずれかが理由ではありませんか。
いきなり「この10万円の商品、すごくいいですよ!」と言われて買う人はいません。
なぜこの商品がいいのか。10万円を支払っても、欲しくなる理由は何か?
それをイメージして書くことがセールスライティングです。
セールスライティングをもとにした商品やサービスを売り出す文章(ランディングページ:LP)
毎回外注をして、この費用を出すのか?
もしくは自分で作れるようになるのか?
時間とお金、そして品質など一番いいバランスは人それぞれなのですが、
(LP制作にも携わっている上で素直に感想を述べると)
これからのお客様ご自身のために、LPを作成できるようになって
365日、24時間、動き続ける営業マンを自分で作れるようになってほしいなと思います。
ちなみにこちらのレッスンはメールマガジンの読者さんへのみ、不定期で特別に募集をしてご案内をしております。
また、これからもSNS集客やトレンド、マーケティングを知りたい方は
お気軽にメールマガジンをご購読ください^^
https://www.reservestock.jp/subscribe/100013
ではご一読をいただき、ありがとうございました。
こちらも女性集客について知りたい方に大変人気の記事です^^
上村菜穂 プロフィール
マーケティングの本質×SNSのトレンドを掛け合わせたSNSからの女性集客を専門としている。
14歳でメールマガジンを始め、8ヶ月で20,000人の登録を達成。当時の歴代最年少記録を保持。
2021年に株式会社PR NETを創設。
個人、法人の500以上のSNSを個別で指導。登壇は(公財)東京都中小企業振興公社、東京大学、楽天、ロート製薬、ダイハツ工業、東芝テック、POLA、サイバーエージェント、商工会議所、新潟のミスユニバース・ファイナリスト(敬称略)など、全国で延べ12,800名の方へ行っている。
経歴
14歳でメールマガジンを始め、8ヶ月で20,000人の登録を達成。当時の歴代最年少記録を樹立。
大学4年次に新宿にて月間2,000名以上が来場するフリースペース『賢者屋』を創業メンバーとして立ち上げ、初代副代表を務める。同施設内で女子大生を対象に将来を考える企画『なでしこ大学』を運営。
2015年、建築系の大学院を中退し、個人事業主のライターとして独立。
日刊ゲンダイの『コクハク』、東急グループ『ゴルマガ』、株式会社ネオキャリア『起業サプリジャーナル』、株式会社サイバーエージェントの月間500万PVを誇る『by.S』で執筆。
2017年、女性起業家向けにSNS集客セミナーやInstagram集客セミナーを行い、個人のHPとSNSで集客講師の活動を開始。SNSやマーケティングの専門用語をわかりやすく伝え、具体的な実践方法が好評を集め、全国の大手・中小企業、商工会議所・商工会・青年部、ミスユニバースでも講演を行う。
2021年、株式会社PR NETを創設し、代表取締役に就任。
主に『研修・講演事業』『個別コンサルティング』『SNSの運用代行』を行う。
研修・講演事業では延べ12,800名以上、個別の指導は個人・法人で累計500アカウント以上。運用代行では0から立ち上げたTikTokアカウントがフォロー、いいね周り、広告なしの運用で、2年間でフォロワー数6万人を達成。
近年はSNS×AI×Webマーケティングで中小企業の支援をしている。
◆研修実績(敬称略)
ダイハツ工業株式会社/楽天株式会社/東芝テック株式会社/株式会社ロート製薬/株式会社キャリアカレッジジャパン/株式会社UTP/株式会社オモロー
◆講演実績(敬称略)
(公財)東京都中小企業振興公社/東京大学/株式会社ポーラ/株式会社サイバーエージェント/株式会社マイナビ/ベストオブミス新潟/株式会社Schoo/株式会社エディターキャンプ/東京商工会議所/草津商工会議所/久喜市商工会/石岡商工会議所 青年部(石岡YEG)/秋田県信用保証協会/リバーサイド千秋/NU茶屋町/港南台バーズ/紙屋町シャレオなど
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