先日、ふとTVをつけると日本テレビ『DayDay.』で
『「推し企業」ランキング』について放送されていました。
日経ビジネスさんが調査をしているものだそうで、
そういえば近年、登場した「推し」という言葉が
企業に使われているのかと思うと時代を感じると共に、
どのような企業がなぜ、誰かの推しになっているのか?
今回は、日経ビジネスさんが『「推し企業」ランキング』
2023年2月27日号(第2回NPS調査)
企業の人気である理由について調査、考察していきます。
目次
「推し企業」ランキングとは?
日経ビジネスの公式サイトによると、
『「推し企業」ランキング』
とは、 10分野の最大10社の商品・サービスについて、
直近1年以内に利用したことを確認した上で、 その商品・サービスについて「
友人や同僚に薦める可能性はどのくらいありますか」 と尋ねられた。 回答は「全く薦めない」の0点から「強く薦める」
の10点まで11段階の選択式。 調査会社マクロミルに依頼し、
インターネット上で20歳以上の男女にアンケートを実施。
第2回NPS調査では2023年1月に、第3回NPS調査では2023年12月から2024年1月に
いずれも1万335人から回答を得たものになっている。
「顧客推奨度(NPS)」の定義に基づき、
・10~9点を選んだ人を「推奨者」
・6点以下を「批判者」
全体に占める推奨者の割合から批判者の割合を引いてNPSを算出
。
※「NPS®」とは「Net Promoter Score」の略で、
顧客ロイヤルティ(商品やサービスに対する信頼・愛着)
を測る指標です。
スコアは四捨五入しているため、計算が合わない場合がある。
回答者数が100人未満だった企業・
ブランドは除外したものである。
2023年と2024年では対象となる業界が同じではなかったの
各1位のみのまとめとして、結果は以下になっていました。
2023年2月27日号(第2回NPS調査)の結果
・回転ずし:すし銚子丸
・ビジネスホテル:ドーミーイン
・フードデリバリー:Wolt
・ビール:アサヒビール
・音楽配信:Apple Music
・旅行サイト:じゃらんnet、agoda
・エアライン:JAL(日本航空)
・クレジットカード:楽天カード
・アパレル:ZARA
・スキンケア化粧品:オルビス
2024年3月4日号(第3回NPS調査)
・家電量販店:デンキチ
・ファミリーレストラン:びっくりドンキー
・缶入りチューハイ・サワー:チョーヤ梅酒(ウメッシュ、
・ヘアケア:アンファー(スカルプDなど)
・オフィス用品通販:Amazonビジネス
・ワイヤレスイヤホン:Bose
・携帯電話サービス:LINEMO(ラインモ)
・共通ポイント:楽天ポイント
・ネット証券:SBI証券
・均一価格ショップ:Standard Products
ジャンルによって「そうだよね!」と思うものもあれば
「え?このジャンルはその会社?」と思うものもあったり、
中には勉強不足なのか、知らない会社までありました。
この結果を見ていかがでしょうか?いくつかピックアップします。
アパレル1位がZARAである理由
個人的に一番驚いたのは、アパレルです!
私の予想では一位はUNIQLOだと思っていたのですが、結果は
1位 ZARA
2位 グローバルワーク
3位 ワークマン
4位 UNIQLO
でした。
人気なものや人は好きな人も多いけれど、
このランキングが「推奨者」−「批判者」だからなのだろうと、
ZARAはスペイン発のファストファッションブランドで、
現在世界に2,200店舗以上、日本では約100店舗と
オンラインショップを運営している大企業です。
ZARAの魅力1:オシャレな人こそ愛用するデザイン
ZARAの大きな魅力は、ファッションのデザインが
常にトレンドであることがよく掲げられると思います。
店内に入る度に、ZARAの店内にいる人は
「オシャレが好きなんだろうな」と伝わってくる
ファッショナブルな人の割合が極めて高いといつも感じます。
私は講師業をしていることに関わらず、
以前から私服が講師業の服と相性がいいデザインで
最近はアウトドアに行くとき用のお洋服を買い足しているような状
(よって、ZARAには何度か訪れていますが、
一つはデザインが理由ですが、
XSサイズも大きいことが多いです。)
少し余談になりましたが、
「オシャレを楽しみたい!」という人が同時に思う本音として
「でも使えるお金に上限がある」ということだと思うのです。
そのニーズに対してピンポイントで当てに行っているのがZARA
オシャレな人がシーズンごとにZARAに行くことによって
今時のファッションを、負担が少ない金額で、
すぐに手にいれることができるのも大きな要因でしょう。
特にファッションはトレンドが毎年変わるので、
ファッション感度の高い人からしたら、魅力的ですよね。
ZARAの魅力2: ハイブランドのようなデザインをリーズナブルに
ご存知の方も多いですが、ZARAはハイブランドのデザインから
インスピレーションを受けているものが多いですよね。
この記事を書いているときに、Instagramの発見タブで
韓国人の女性が一人でZARAとハイブランドのお洋服を比較する
左にZARA、右にハイブランドのデザインで、同じ女性が着用している動画でした。
今でもなぜ保存しなかったのか後悔をしているほど、インパクトが大きかった動画です。
なぜなら、はじめの2着ほどは
「
その後切り替わる映像で「!?!?」と思ったのです。
なぜなら左のZARAと右のハイブランドが素人目には瓜二つでは
近くで比較をしたら、生地の質感が違うのかもしれません。
ファッションのプロなら一瞬で違いが見抜けるのかもしれません。
ですが、少なくとも私には
「どちらがハイブランド?」と問題を出されてしまっても
当てることができないほど、そっくりだったのです…!
「こんなのアリ??」とただただ驚きましたが、でもファッションが好きな人でオシャレな人は
ありがたいんだろう
オフィス用品通販1位がAmazonビジネスである理由
個人のネットでのお買い物に対しては
一般的に、
今回はオフィス用品通販というジャンルだったため、同業は
2位 モノタロウ
3位 たのめーる
4位 アスクル
5位 カウネット
になっています。
私自身もAmazonビジネスに大変お世話になっており、
やはりその使いやすさはとても大きな魅力に感じています。
・商品のデザインの見やすさ
・レビューの見やすさ
・購買までの申請・承認・発注がオンラインで完結
など。
あと、オフィス用品に関しては個人アカウントよりも安く購入できることも
コスト削減をできるので嬉しいポイントですね。
肌感覚で言うと、数百円の割引が多い印象ですが
中には10万円以上する大型ディスプレイが個人と比べて
1万円お安く購入できるなんていうことも。
ちなみに数ヶ月前に知ったのは、
アプリで個人向け(Amazon)と法人用(
均一価格ショップ1位がStandard Productsである理由
日本国内に住んでいたら、
私も小学生の頃に横浜にあるDAISOに行くのが楽しみで、
3・4・5階(?)に広がる100円のアイテムは、夢のような場所だったことを記憶しています。
そして2024年に公開されたランキングでは、
1位 Standard Products
2位 3COINS
3位 THREEPPY(スリーピー)
4位 Seria
5位 サンキューマート
6位 DAISO(ダイソー)
なのですが、なんと
1位 Standard Productsと、3位 THREEPPYはダイソーグループです!
ちなみに私はTHREEPPYを存じ上げていなかったので調べて
ダイソーグループだと検索でヒットしました。
ダイソーグループの3ブランドの違いは
・定番の100円ショップ「DAISO(ダイソー)」
・大人カワイイ路線の300円ショップ「THREEPPY(
・洗練されたデザインと高品質な日用品をプチプラで提供する「
になっているそうです。
私も最近はDAISOより、Standard Productsに行くことが増えたように思いますが、
300円を中心とした価格帯で、従来の商品より高品質な素材で
かつ環境配慮型の商品を多く取り揃えているのが魅力的に感じてい
特に愛用品だと女性なら誰しもが知るであろう、
メイクブラシの王者・熊野筆とコラボされた商品です。
アイシャドウブラシ(税込¥770)、パウダーブラシ(税込¥1,100)で購入しました。
実際に本家の熊野筆で購入となると
1本で数千円から中には1万円を超える商品があるので
これほどお手頃価格で購入できることに驚きました。
熊野筆以外にも、
・⾦属加⼯産業の町、新潟県の燕市のカトラリー
・800年以上の刀剣づくりの歴史がある、岐阜県の関市の包丁
など名だたるブランドとコラボされているのは、
なんだかUNIQLOのデザイナーズシリーズのような魅力を感じ
今回ご紹介をしたブランドはどこもかなり大きいので、
個人や小さな会社がそのまま真似をするのは難易度が高いですが人を惹きつけるコンセプトがあったり、
実際に商品を購入しながら魅力を実感するのは、マーケティングの視点を磨く要素があります。
何か少しでも参考になれば嬉しいです。
では本日もご一読をいただき、ありがとうございました!
上村菜穂 プロフィール
〝広告費をコストカットして理想のお客様が集まるSNSづくり〟をコンセプトに
自身の開催イベントでは女性を延べ1,200名以上集客してきた。
そのノウハウを法人・コミュニティ向けに東京・大阪・福岡をはじめとした全国で
延べ10,000名以上に向けて講演活動をするほか、
女性起業家向けの集客・PRコンサルティングを主軸に事業を行っている。
ライターとして、20代女性向けの集客やPRを強みに、2015年に学生から個人事業主として独立。
14歳でメールマガジン20,000人・恋愛部門1位を取得。
女性が自分らしいことを仕事にして、豊かなライフスタイルを送れる社会をつくるべく、
集客・PRの再現性あるノウハウを構築中。
■主なメディア・法人実績 (敬称略)
・研修講師
「楽天大学」(株式会社楽天)
「ロートビューティーマイスターへSNS集客&プロモーション研修」(ロート製薬株式会社)
「お客様から愛されるSNSのお作法
〜集客UPにつなげるプレミアムレッスン〜」(秋田県信用保証協会 創業支援チーム 女性創業支援 チームポラリス)
半年間のサロンオーナー様向けアカデミー研修講師(株式会社UTP)
女子大生向けの人生設計を講演(株式会社サイバーエージェント)(株式会社マイナビ)など。
・ライター
「by.S」(株式会社サイバーエージェント)、「起業サプリジャーナル」(株式会社ネオキャリア)、「GOLMAGA」の女性向け企画・ゴルフ美人インタビューの企画、インタビュアー(東急電鉄)、福島 震災復興取材(近畿日本ツーリスト)、「家事大学」(株式会社ベアーズ)など。
・その他
秋田魁新報社(2019/10/26、2019/10/30)掲載
「おはよう日本 まちかど情報室」(NHK)
2016年五月祭にて「教育のできない人は起業を諦めなさい」(東京大学)
会員数34万人の日本最大級Webメディア『Schoo』に出演など。
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