大人になるとその過程でそれぞれが培ってきたスキルがあります。

あるひとはコミュニケーションが苦手でも

何かを作ることがずば抜けて得意かもしれないですし、

 

またある人は細かい事務作業が苦手でも

リーダーシップがあり、人に話すことは得意です。

 

SNSにおいては、

・面白いネタ作りが得意な人もいれば

・美しい世界観作りが得意な人もいて

・文章で人を惹き続けることが得意な人

もいます。

 

このように、『◯◯の認定資格』『国家資格』など社会的に可視化できる評価のスキルではなくても

それぞれスキルを持っていますが、それをお金に変えることができる人とできない人がいますよね。

 

後者の場合は、お金に変えることができないというより、知らないだけのことも多いでしょう。

 

ということで今回は、

『スキルを売上に転換していく市場価値の高め方とは?』

についてお伝えをします。

 

出世が上手い人と市場価値が高い人

 以前、興味深い話題がありました。

 

「出世が上手い人と、市場価値が高い人は違う。

というツイートにすごく共感したんですよ。」

 

という会話があり、このテーマが盛り上がったので掘り下げていきます。

 

 

両者の違いを把握するのに私は少し時間がかかったのですが

Oxford Languages』による定義を確認してみました。

出世

1.世間に出て、人に知られるよい地位・身分になること。

2.俗世間から出て仏門に入ること。出世間。

 

 

Oxford Languages』に市場価値はなく『Wikipedia』による市場価値の定義は

市場価値

市場価値は、価格時点において買う意欲のある買い手と売る意欲のある売り手が

各自市場及び資産に関する十分な情報を持ち、

慎重に、かつ強制されないで行動し、

適切なマーケティングの後に、第三者間の公正な取引交渉を経て、

当該資産が交換されるであろう評価額である。

一般には、「適正な時価」あるいは「正常な取引価格」と称されている。

 

です。

 

 

が、結論「わかりにくいな~」という印象です。

 

 

そこでほかのまとめた記事も参考にしながら簡素化をすると、

出世:社会的に身分・地位の高い人

市場価値:社会からどのくらい求められているのか。需要のある人

と読み解きました。

 

 

これ以上の定義は、正直答えが人によると思うので

ここからは私の主観になりますが

 

例えば

・会社で重要な役員ポジション、昇進スピードが周りより早い→出世

・影響力のあるYouTuberやインフルエンサーなど世間体での評価ではなく個人での能力が高い→市場価値が高い

という印象です。

 

 

あくまでそれぞれお一人、お一人を尊重するのではなく

大多数への見方ですが・・

 

もちろん、どちらがいい・悪いではないですし
どちらも持ち合わせている人もいらっしゃいますが

個々にフォーカスしては話が進まないので

ここから先はあくまで上記の定義に基づいて解説をします。

 

出世が上手い人の特徴とは?

この前提として考えた時に、出世が上手い人のパターンとして

 

「学生時代に同じコミュニティ内でいじめがあったときに、

出世が上手い人は周りにマイナスポイントを作らないので

いじめられている人と1対1の時は優しくするけど、みんなの前では決してその人を助けない」

 

と言っているのが印象的でした。

 

 

(※出世が上手くて市場価値も高い人ももちろんいます。

が、ここではそうではなく出世だけ上手い人の例です)

 

 

それは会社など大人の組織になっても一緒で、

いじめ・嫌がらせは良くないと人としてわかっているし

自分がその人を嫌いでなかったら相手に嫌な思いをさせることなく

むしろその人には同情心もあるのか親切にする。

 

でもみんなが嫌いな人を

「自分は◯◯さん(いじめられている人)を好きですよ」

という態度をとってしまうと、その他大勢を敵に回すので、

みんなの前では決して助けない、優しくしないと。

 

 

この話から、その後に気がついたのは

私も実は同じような経験がありました。

 

学生時代にグループでハブられそうになっている子がいて、

ハブることはいけないことだと思った直後だったこともあり

ハブられそうな子を助けたら、自分に回ってきたパターン。(笑)

 

 

つまり出世が上手い人は、

ハブられそうな子といる時だけ優しくして

みんなの前では特に何もせず・・だけど

 

私はそのみんなに

「◯◯の味方、◯◯は敵とかいうのあんまり興味ないし、そういうことをしたくない」

と自分の評価より感じたことをストレートに言いたくなる、

出世ができないパターンの性格なのだと気が付きました。笑

 

 

だからこそ「組織で・・」というのが昔から苦手で

大人になってもあまり興味はなかったのは

大人数の意見に従わないことによって、

嫌な思いをしたのが理由の一つだったようにも思います。

 

きっとこのトラウマが原動力になっていたのだなと

出世と市場価値のお話のおかげで気が付いたのです。

 

 

時間的にも人間関係も自由で、自分が好きな人たちと働き

リスクと徹底した自己管理の重要性はあるものの

可能性も青天井な自分で独立をするというのが本当に好きだと

 

 

あくまでこれは私の価値観でしかないのですが

違う意見の人がいても、どっちが合っている、間違っているというものではないですよね。

 

 

私は敵、味方とかの縛りや

誰かの目を気にして困っている人に手を差し伸べないのが嫌。

 

・・・というとちょっといい人ぶりすぎている気がするので

補足をしますと

 

「自分が助けたい!力になりたい!」と思った人を、誰かにとやかく言われたくないし、

損得で動くのではなく、好き嫌いで動きたいし、誰かに決定権をコントロールされたくないのです。

 

 

なので(現在は法人化しているものの)独立を志したときに

個人事業主という働き方を知ったときにとても魅力を感じました。

 

でも組織にいるわけではないので、誰かに必要としてもらわないと

〝個人事業主とニートは紙一重である〟とも思っています。

 

 

開業届だけ出して

なんちゃって個人事業主になりたくなくて、

 

「会社員になれないから個人事業主・・」という人になりたくなくて

「好きなことしかしません!」と言って

儲かっていない個人事業主にもなりたくなくて

 

「会社員にもなれるけど、個人で仕事が来るから

個人でお仕事をしている人って素敵だな。そうなりたいな。」

 

と思って、失敗をしても継続だけはしてきました。

 

 

個人事業主、法人問わず、何かを自分で立ち上げる場合、

そういう我武者羅で人一倍の努力は

絶対にどこかのフェーズでしないといけないと思っていますし、

自由ゆえの責任も覚悟をしたり管理をしたりするのは当然だと思っています。

 

 

そして背景は違えど、

自分と同じような思いの人の力になりたいなって思って

ずっと走ってきています。

 

市場価値を上げるための秘訣

ではその市場価値をどのように上げていくか、ということですが

・できること

・やりたいこと

・需要があること

・時代と合っていること

シンプルですが、これがとても大切です。

 

 

自分のやりたいことに、時間とお金を投資しているか?

 

努力も大事ですが

努力のやり方が違っては結果が出るのに時間がかかってしまいます

 

 

また、そもそも自分のやりたいことが人から流されていないか?

芯が通っている軸を見つけられているのか。

 

このやりたいことが表面的だと、大変なことがあったときに

継続が困難になってしまいますし、軸がブレてしまいます。

 

 

この出世と市場価値のお話ですが、出世が上手い人は状況を見て

周りに合わせて対応できる柔軟性があると思います。

 

だから芯がありすぎると逆にネックになってしまうのでしょう。

 

 

でも、そうではなく市場価値を高めるなら

どこの市場で価値を高めるのか。

 

そしてその市場というのは

小さな(大手企業なら大きいかもしれないけど)組織だけを見るだけではなく

 

☑︎もっと大きな社会で見たときに、自分にとっての正義を貫けるか。

☑︎守りたいひと・もの・ことと、真っ直ぐに向き合える強さがあるのか。

 

だからこそ柔軟性はありつつも、

目の前の損得だけに揺るがないものが必要になると思うのです。

 

それは人に伝わってしまうので、軸を定めて、できることを磨き上げて

時代のトレンドを見ていくことが大切でしょう。

 

 

私自身は文章が大好きですが、動画が求められる時代になっているので動画のことも勉強を進めています。

市場価値の高い人は世の中にたくさんいて、

もっと自分もそういう人たちに近づきたいのでまだまだ走ります!

 

 

同じ24時間、365日を質の高い時間として作り出すために 

緊急度と重要度の「時間管理のマトリックス」を

見たことがある人も多いと思うのですが、補足をするとこんな感じです。

 

1、緊急度:高い  重要度:高い

2、緊急度:低い  重要度:高い

3、緊急度:高い  重要度:低い

4、緊急度:低い  重要度:低い

 

この2つ目をついつい私たちは見失ってしまうとよく言われていますよね。

 

私もその1人で、忙しくしていると

緊急性が高い1と3に時間を割いてしまいがちです。

 

でも2に時間を使うことが、質の高い時間を過ごす要です。

 

そこで最近は古典(クラシック)に触れることをテーマに過ごし、

哲学書の入門を読んだり、ロングセラー作品に触れたり

お料理もクラシックなフレンチレストランなどに意識をしてお伺いしています。

 

興味関心のある書籍(建築やアート)を読みたいだけ読んだり

ノートを広げて自由に書いたり。

 

そんなことをしていると、やっぱり普段は考えられないような

インスピレーションが湧いてくるんですよね。

 

毎日を 質の高い時間するために、どんなに忙しくても

定期的に『2、緊急度:低い  重要度:高い』こと、ものに

時間を使うのが大切です。

 

スキルを売上へ。視座を高める4つの問い

では時間の使い方について整理をしたところで

今度は『ビジネス力を上げるための視点とは』ということを考えてみましょう。

 

私は

『世界のマーケターは、いま何を考えているのか?』 著者:廣田 周作 氏

で読んだ一文が印象的でした。

 

 

以前、こちらの記事でもご紹介をしています。

独立をしている人なら必ず知っておきたい最先端なのに本質的なマーケター情報

 

p243~

『私たちマーケターに必要なのは、

一旦「視座をあげてみる」「見晴らしをよくすること」』

と書かれています。

 

つまり顔を上げて、考える時間を持ち、

仕事のアウトプットとアウトカム(結果)をきちんと明確にする。

パーパス(何のためにこの会社/事業があるのか?)をきちんと設定する。

と。

 

ここからは私の見解や意見なのですが、

スキルを取得しただけでは売上は上がらないので

廣田さんの視座を高める方法にとても共感しました。

 

例えばスキルでいうと

・そもそもなぜそのスキルを取得するのか?(考える時間)

・このスキルをなぜいいと思ったのか?どのような経験から理由づけられるのか?(アウトプット)

・提供したお客様はどのような恩恵が受けられるのか(アウトカム)

・なぜ、私が提供するのか?(パーパス)

など掘り下げて考え、それを人に伝えられることによって

質の高い発信ができると思うのです。

 

この4つの問いに、時間をかけて向き合うことによって

時間が実りあるものになるはずです。

 

ここで注意なのが、この4つの問いのように

人が本来向き合うべきものの本質はおおよそ決まっているので、よく聞いたことがある問いだと

「前も聞いたことがあるな」

「◯年前にこのワークをしたな」

受け流してしまうことです。

 

 

「◯年前のワークをした時の自分と今の自分は変わっていない」

そう断言できる人は受け流してもいいかもしれませんが、

 

「◯年前の自分より成長している!」

と思える人は

 

以前やった、をやった気にならない

知っている、をやった気にならない

 

そんなことが大事だなと思います。

 

 

 

情報やもので溢れているからこそ、本物が選ばれる時代へ

 

私は今年も弊社PR NET Co. の経営理念である

PRというものを通して、ひと・もの・ことに彩りを提供したい 

そんな気持ちです。

 

しかし情報が過多で選択肢も膨大な時代。

だからこそ、より一層本物が選ばれる時代へなっていると思います。

 

本物の定義は難しいのですが、いくつか例を挙げるとしたら

 

偽物は自分の利益だけを考えている

本物はお客様のことも考え、向き合っている

 

偽物はテクニックでどうにかしようとする

本物は時代が変わっても選ばれ続ける

 

そんな違いがあると思います。

 

 

目の前のお客様の「視座をあげる」にコミットできるよう

真剣に向き合えるように研修でも要点を整理したり、

 

マンツーマンでレッスンの場合はじっくりお話を聞きながら

お客様が大切にしていることを引き出し

 

それを発信として伝える時の表現や要点の整理、

読み手の人に共感していただけるポイントを

ご一緒に整えて作っています。

 

私自身もPRスキルを高めるために、小手先のテクニックだけではなく、

時代が移りゆく中でも選ばれる本質や伝統と向き合い

より深い視点で物事を考え、伝えていくことができる人になりたいと

日々試行錯誤をしています。

 

SNSのノウハウだけを実践して

フォロワーさんの数が増えることは

一つのやり方としてできないより素敵なことですが。。

 

『人の心が動く』と『フォローしてもらえる』は別物です。

 

フォロワーさんの数やいいね!数など

目の前の数字だけに振り回されず

共感してくれる人と繋がれる発信ができるように、

 

ここまで読んでくださったみなさんは

視座を上げる4つの問い、

・そもそもなぜそのスキルを取得するのか?(考える時間)

・このスキルをなぜいいと思ったのか?どのような経験から理由づけられるのか?(アウトプット)

・提供したお客様はどのような恩恵が受けられるのか(アウトカム)

・なぜ、私が提供するのか?(パーパス)

を整理して考えてみてください^^

 

それでは本日もご一読をいただき、ありがとうございました!

 

上村菜穂 プロフィール

上村菜穂.jpg

株式会社PR NET 代表取締役

〝広告費をコストカットして理想のお客様が集まるSNSづくり〟をコンセプトに
自身の開催イベントでは女性を延べ1,200名以上集客してきた。

そのノウハウを法人・コミュニティ向けに東京・大阪・福岡をはじめとした全国で
延べ10,000名以上に向けて講演活動をするほか、
女性起業家向けの集客・PRコンサルティングを主軸に事業を行っている。


ライターとして、20代女性向けの集客やPRを強みに、2015年に学生から個人事業主として独立。
14歳でメールマガジン20,000人・恋愛部門1位を取得。

女性が自分らしいことを仕事にして、豊かなライフスタイルを送れる社会をつくるべく、
集客・PRの再現性あるノウハウを構築中。

■主なメディア・法人実績 (敬称略)

・研修講師
「楽天大学」(株式会社楽天)
「ロートビューティーマイスターへSNS集客&プロモーション研修」(ロート製薬株式会社)
「お客様から愛されるSNSのお作法
〜集客UPにつなげるプレミアムレッスン〜」(秋田県信用保証協会 創業支援チーム 女性創業支援 チームポラリス)
半年間のサロンオーナー様向けアカデミー研修講師(株式会社UTP)
女子大生向けの人生設計を講演(株式会社サイバーエージェント)(株式会社マイナビ)など。

・ライター
「by.S」(株式会社サイバーエージェント)、「起業サプリジャーナル」(株式会社ネオキャリア)、「GOLMAGA」の女性向け企画・ゴルフ美人インタビューの企画、インタビュアー(東急電鉄)、福島 震災復興取材(近畿日本ツーリスト)、「家事大学」(株式会社ベアーズ)など。

・その他
秋田魁新報社(2019/10/26、2019/10/30)掲載
「おはよう日本 まちかど情報室」(NHK)
2016年五月祭にて「教育のできない人は起業を諦めなさい」(東京大学)
会員数34万人の日本最大級Webメディア『Schoo』に出演など。

 

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