先日、ふらりと立ち寄った本屋さんで

目に飛び込んできた一冊の書籍。

 

廣田 周作さんの著書

世界マーケターは、いま何を考えているのか?』

 

 

数ページだけ読むと、すぐにレジに直行するほど

惹き込まれるように購入をしました。

 

そして購入して読んでみると…

ものすごく惹き込まれる素晴らしい良書でした!

 

特に印象に残ったお話をご紹介します。

 

 

 

マーケティングとは、未来への約束を守ること

そんな中で

第1章 マーケティングとは、未来への約束を守ること

の内容を読みながら

 

販売側になった時はもちろん、消費者としても

選択肢が無数にある今この社会で、

本物を見極め、良いお金の使い方をするために大切なことは?

ということがわかりました。

 

 

特に自分でお仕事をしていたら、

お金の循環を生み出すために

日々、試行錯誤の繰り返しですよね。

 

そのヒントが得られるとなったら

ちょっとこの先が気になりませんか?^^

 

 

やや長い文章ですが、大切なことなので

そんな方だけ読み進めてください。

 

 

 

 

—-

 

p25

現代のブランドは、技術力や商品ラインナップだけではなくて、

お客さんと向き合う姿勢や、振る舞い、

「世の中を本気で変えていこう」

とする勇気が問われている。

かたちだけ真似をしても意味がないんです。

 

「多様性が流行っているから、ブランドのアンバサダーにレインボーカラーのドレスで登場してもらおう」といった表面的な企画では全くダメなんですね。

 

そういう「おたかめごかし」は簡単に見抜かれてしまいます。

 

—-

 

 

この一文を読んだときに思い返すことがありました。

 

 

偽物は自己の利益を追求するが、本物は相手を見る

だいぶ前の出来事なのですが

「インタビューをするので、こちらの営業の提案を聞いてほしい」

というお話がありました。

 

俗に言う「インタビュー商法」というようなものらしいのですが、

それがどういうものか一度確かめてみたかったのと

ちょうど時間がある週だったので、聞いてみることにしました。

 

 

いざ、当日、担当の方とお会いし

「うちのメディアはご覧いただけましたか?」

とご質問を受けたので、

 

もともとインタビュアーである私は

その辺をかなり徹底して行うので、

 

「はい!拝読しました。素敵な記事ばかりでしたね。

そういえば、一記事、誤字がありましたよ。

◯◯さんの記事…誤字の箇所をお伝えしてよろしいですか?」

 

と答えました。

 

 

 

するとその担当者の方は

「そうですか。 それより、うちのメディアは、

こんなにすごい◯◯会社の社長さんも、◯◯会社の社長さんも

インタビューを受けていただいているのです!!」

とお話を始めるではありませんか。

 

 

「???」

と、とても驚きました。

 

 

 

会話が矛盾していますよね。

 

 

例えば全く違うお話をしていて、

私がいきなり「誤字があった」と言い出したら

滑舌が原因とか、距離感的に周囲の音が気になったなどで、

聞き取れなかったこともあるかもしれません。

 

 

 

でも相手の方が自社のメディアのお話を切り出したので、

そこに対するお返事です。

 

聞こえていないわけがありません。

 

 

 

 

私は、PRのコンサルティングをする中で、

多くの方のSNSやブログを拝見しました。

 

その中で、重要な記事(メニューやプロフィールなど更新されて日が経っても読まれる記事

最近の記事の誤字に気がついたらお伝えするようにしています。

 

 

ちょっと細かいかな?とも思いつつ、

でもライターをする中で、誤字に気がつくことの難しさを何度も感じてきました。

 

 

 

自分の中でストーリーがわかっていると

印刷をして翌日に読み返しても

誤字を見落としてしまうこともあったので今でも

 

お客様からコンサルティング料のお金をいただいている私がお伝えしなくて、誰がお伝えするんだ」

 

という気持ちでお伝えしています。

 

 

 

なのでみなさんに

「誤字がありましたよ」

と言うと、必ず「どこですか?」とすぐに食いついて下さるのです。

 

 

 

そしてそれは私も書き手のときに同じです。

気が付けなかったことを指摘していただけるのは有難い。

 

 

それはそうですよね。

自分が心を込めて育てているブログやSNSは

例え一文字であっても

間違いがない記事になることに越したことはありません。

 

 

本気で育てていれば

どこを見落としていたのか知りたいはずです。

 

 

 

でも、以前お会いしたあるメディア担当者の方は、

私に営業したい気持ちが先行していることが

このやり取りですぐに見抜けたのです。

 

 

もちろん、同じメディアであっても

担当者の方が異なれば

違うリアクションだった可能性は大いにあるでしょう。

 

 

でも私がお会いした方は

やっぱりインタビュー商法をゴールにしていることで、

「いいものを作ろう」と言う気持ち以上に

自己利益が選考している方だったので、

それ以上は関わらないことにしました。

 

 

 

これが表面だけいいことをするか、

行動まで一貫しているのか。

 

 

その差を見出すいい一例ではないでしょうか。

 

 

 

 

 

だからこそ、この経験を反面教師に、

そして廣田 周作さんが気がつかせてくださった

本物のマーケティングに近づくために

 

自分が掲げていることと

一貫性のある行動をしていきたいと思いました。

 

 

 

リアーナ・フェンティ氏の『Fenty』から学ぶブランドのあるべき姿

 

書籍の中では

『マーケティングとは、未来への約束を守ること』

の一例として、

米国で活躍をしているアーティストのリアーナ・フェンティ氏のブランド

『Fenty』が紹介されていました。

 

『Fenty』は「Beauty for all」を謳い

つまり「すべての人たちにビューティを」をコンセプトにしているブランドです。

 

https://fentybeauty.com/

 

 

 

リアーナ氏が黒人の女性として、

なぜ自分の肌の色に合うファンデーションが売られていないのか?

という視点を持って、

さまざまな肌の色の人たちに合う化粧品を開発しようと企画をしたのだと。

 

 

ここのポイントは

大企業が、ただアイライナーやファンデーションの色を増やしただけでは

本質は掴めないと本書で指摘されています。

 

 

色のバリエーションは資金力があればできる。

そうではなくて、リアーナ氏の

気づきや勇気、振る舞いが抜けてしまえば

ブランドとして支持されないのです。

 

 

それを本書では冒頭でご紹介したように

 

—-

 

p25引用

 

ブランドとして重要なのは、リアーナのように「本気で未来への約束ができるか」ということなのです。

 

つまり、現代のブランドは、技術力や商品ラインナップだけではなく、

お客さんと向き合う姿勢や、振る舞い、

「世の中を本気で変えていこう」

とする勇気が問われている。

 

かたちだけ真似をしても意味がないんです。

 

—-

 

と述べられているのです。

 

 

 

 

例えば私ならPRの力で選択肢を増やしたい!という想いがあって

今のお仕事をしているので、

そこに一貫した行動を取れているのか、

今一度見直そうと思いました。

 

 

「本気で未来への約束ができるか」

 

 

みなさんがお客様の未来に対し、

本気で約束をしていることはどのようなことですか?

 

 

 

また、もし

「本気で未来への約束ができるか」という

問いの答えが出ない時は

年末年始がもうすぐなので、この期間にじっくり考えてみましょう。

 

 

 

それでは本日もありがとうございました!

 

 

 

上村菜穂 プロフィール

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株式会社PR NET 代表取締役

〝広告費をコストカットして理想のお客様が集まるSNSづくり〟をコンセプトに
自身の開催イベントでは女性を延べ1,000名以上集客してきた。

そのノウハウを法人・コミュニティ向けに東京・大阪・福岡をはじめとした全国で
延べ4,300名以上に向けて講演活動をするほか、
女性起業家向けの集客・PRコンサルティングを主軸に事業を行っている。

Google、Yahoo、いずれもの検索エンジンの『女性集客 インスタ』にて1位を独占。


ライターとして、20代女性向けの集客やPRを強みに、2015年に学生から個人事業主として独立。
14歳でメールマガジン20,000人・恋愛部門1位を取得。

女性が自分らしいことを仕事にして、豊かなライフスタイルを送れる社会をつくるべく、
集客・PRの再現性あるノウハウを構築中。

■主なメディア・法人実績 (敬称略)

・研修講師
「楽天大学」(株式会社楽天)
「ロートビューティーマイスターへSNS集客&プロモーション研修」(ロート製薬株式会社)
「お客様から愛されるSNSのお作法
〜集客UPにつなげるプレミアムレッスン〜」(秋田県信用保証協会 創業支援チーム 女性創業支援 チームポラリス)
半年間のサロンオーナー様向けアカデミー研修講師(株式会社UTP)
女子大生向けの人生設計を講演(株式会社サイバーエージェント)(株式会社マイナビ)など。

・ライター
「by.S」(株式会社サイバーエージェント)、「起業サプリジャーナル」(株式会社ネオキャリア)、「GOLMAGA」の女性向け企画・ゴルフ美人インタビューの企画、インタビュアー(東急電鉄)、福島 震災復興取材(近畿日本ツーリスト)、「家事大学」(株式会社ベアーズ)など。

・その他
秋田魁新報社(2019/10/26、2019/10/30)掲載
「おはよう日本 まちかど情報室」(NHK)
2016年五月祭にて「教育のできない人は起業を諦めなさい」(東京大学)
会員数34万人の日本最大級Webメディア『Schoo』に出演など。

 

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