新年になりInstagramのプロフィール画面が以前から予告はされていたものの、
明確な期限は未定だった正方形から長方形になりました。

Instagramは日々アップデートをし、時にユーザーには混乱を招きながらも
SNSの大激戦時代に生き残るべく、そしてInstagramのミッションである
「大切な人や大好きなことと、あなたを近づける」のために変革されています。

今回は、そんなInstagramの最新情報をまとめてお届けします!

Instagramプロフィールの新しい表示サイズ

先述した新しい表示サイズについて解説をします。
これまでは正方形で投稿したものも、長方形で投稿したものも、いずれも正方形になってプロフィールグリッドに表示されていました。しかし変化したことにより以下になりました。

・正方形、長方形のフィード投稿→いずれもプロフィールグリッドでは正方形
↓    ↓
・正方形、長方形のフィード投稿→いずれもプロフィールグリッドでは長方形

ここにサイズの大きさの数字を入れると
・正方形1080×1080(1:1)、長方形1080×1350(4:5)のフィード投稿→いずれもプロフィールグリッドでは正方形1080×1080(1:1)
↓    ↓
・正方形1080×1080(1:1)、長方形1080×1350(4:5)のフィード投稿→いずれもプロフィールグリッドでは長方形1080×1440(3:4)
になったのです。

この記事を書いている2025年1月現在では、長方形が一括りにできず
・1080×1350(4:5)- フィード投稿
・1080×1440(3:4)-プロフィールグリッド
になっているのがややこしいので、今後は3:4に統一されるのでは?と思うのですが、このような数値に変化しました。

正方形で綺麗にあてはまめていた方は以下のような編集で短期的には少しまともに調整ができますが、長期的に考えると、今後は長方形を対策しながらデザインを見直すと良いでしょう。

プロフィールグリッド表示の調整方法

  1. 投稿画面の「…」メニューをタップ
  2. 「プレビューを調整」を選択
  3. 画面上部の「調整」ボタンで微調整
  4. 背景色は白か黒を選択可能

を試してみてください。

 

次世代AI「MovieGen」と、新編集アプリ「Edits」の登場

10年ほど前に流行っていたブロガーは、そのトレンドを担って発信をする人がインフルエンサーになり、
現在は人によるものの、インフルエンサーではなくクリエイターという名称が広がりつつあります。

クリエイターが増え、クリエイティブのレベルが上がっている時代だからこそ、
SNSマーケティングの世界が、大きな転換期を迎えようとしています。

Instagramにおいては
・Metaが開発する次世代AI「MovieGen」
・新編集アプリ「Edits」
の登場により、コンテンツ制作が劇的に変わろうとしています。

 

MovieGen:AIがもたらす動画制作の民主化

テキストプロンプトを入力するだけで、最大16秒のHD品質動画を生成できる画期的なツール「MovieGen」。
既存の動画編集機能に加え、背景変更や衣装変更などの高度な編集が可能になります。
さらに、動画の雰囲気に合わせたBGMや効果音を最大45秒まで自動生成する機能も搭載。

個人の写真をベースにしたカスタム動画作成も可能で、ブランディングやストーリーテリングの新しい可能性を開きます。
現在は開発段階ですが、2025年にはInstagramへの本格導入が予定されています。

Edits:誰もが使えるプロ級編集ツール

新アプリ「Edits」は、より一般的な編集ツールとAI機能を組み合わせた実用的なアプリケーションです。iOS版は2025年3月にリリース予定で、Android版も開発が進行中。
直感的なUIで、誰でも簡単に高品質な動画編集が可能になります。

【編集機能】
・高品質カメラ: 解像度、フレームレート、ダイナミックレンジなどの詳細設定が可能
・AIを活用した編集ツール: 画像のアニメーション化や自動字幕生成
・グリーンスクリーン: 背景変更や動画オーバーレイ機能
・音声強化: 背景ノイズ除去や音声効果の追加
・最大10分間の1080p動画作成: 高品質な長めの動画制作が可能

【クリエイティブプロセスのサポート】
・アイデア管理: 初期アイデアを記録・整理するための専用タブ
・ドラフト共有: 友人や他のクリエイターとの協力が容易に
・ウォーターマークなしエクスポート: 他のプラットフォームへの投稿が簡単

【分析機能】
・リアルタイムインサイトダッシュボード: パフォーマンスを即時確認
・詳細な視聴者分析: フォロワーと非フォロワーの反応を区別
・スキップ率: コンテンツの魅力度を測定

Editsは、単なる編集アプリではなく、アイデアの発想から公開後の分析までをカバーする総合的なクリエイティブツールとして設計されています。
これにより、クリエイターは制作プロセス全体を効率的に管理できるようになることが魅力的です!
※まだダウンロード予約をしていない方は、アプリの公開を待機できます。

 

2025年のInstagramアルゴリズム徹底解説

先日、Adam Mosseri氏がInstagramで話していたことをまとめます。

Instagramのランキングの仕組みについて

2種類のランキングがあります。
1、フォロワー向け
2、非フォロワー向け(新規)

重要な3つの指標は
・動画の平均視聴時間
・リーチ数に対するいいね数
・リーチ数に対するシェア数
です。

フォロワー数の規模や、トレンド・時期による変動はあるものの、
『動画の平均視聴時間』が特に重要だと話していました。

ここからはショート動画を発信したときの体験談です。

実際に私のアカウントでも30~60秒の動画で、
平均再生時間が15秒を超えるといつもより伸びやすく、
フォロワー数より多いアカウント数にリーチされます。

興味深いことに、リーチ数に対してのいいね数が2%と3%でも差が出ていますが
動画の時間が30秒未満かつ平均再生時間も15秒未満で
いいね数が3%以上ついているショート動画よりも
30~60秒の動画で、平均再生時間が15秒を超えているけど
いいね数は2%のショート動画の方が格段にリーチがあります。

たくさんのアカウントを運用したり、コンサルティングをする中でも、『動画の平均視聴時間』は特に重要だと実感している日々です。

成功するリール動画の作り方

Adam Mosseri氏は以下の5点をポイントとして話していました。

1. ウォーターマーク・ロゴ使用の注意点
例えばTikTokの動画をダウンロードするとTikTokのロゴマークが入ります。
動画編集アプリでも無料版を使っていると、そのアプリのロゴが入ってしまいます。

これらが残ったままだとリーチ数が減少するため、ロゴ入りのリールは避けましょう。
また、SNSは可処分時間の奪い合いをしているので、LINE公式アカウントなど、
外部プラットフォームへの誘導も連発すると伸びにくくなる傾向があります。

LINE公式やメールマガジンの(マーケティング用語で)リスト作りは絶対に大切だと実感している私としては、
毎回のように誘導してほしいところですが、Instagramのアルゴリズムを考慮すると5割くらいに抑えることが良いでしょう。

2. 最適な動画時間
→「リーチ向上に効果的な長さとして、3分までを目安に制作をすること」とお話しされていますが、そもそもInstagramは3分までしかアップできません。
ニュアンスがわかりませんが、例えばTikTokは10分までの動画が可能なので、
そこに向けた長い動画を作らず、3分までの投稿を作るように心がけましょう!ということかもしれません。

3. 音声・BGMの活用
→ショート動画のリールはもちろん、フィード投稿でも音源を使用することができ、トレンド音源は特にリーチを拡散しやすいと話題です。
一方で、Adam Mosseri氏は必ずしもトレンドに上がっている音源ではなく、コンテンツに合った音源がリール全体の効果を高めると話しています。

実際に私も、トレンドに上がる音源はK-popの音楽が多いですが、発信内容とは合わないため、
トレンドになっていないクラシック音楽をよくセレクトしますが、
Instagramのアルゴリズムは、あくまで人の心理から成り立って計算されているものなので、
人が「雰囲気に合っている」と感じるものを選ぶことが大切だと実感しています。

4. 投稿頻度とテーマ設定
→最低週1回の定期的な投稿を推奨されています。
テーマに一貫性を持たせ、何について発信をしているアカウントなのか?
このアカウントをフォローするメリットは何か?
を明確にしましょう。

以前から変わりませんが、フォロワーさんたちの期待に応える継続的なコンテンツ提供することが大事なので、
・お知らせばっかり
アカウントの発信内容として決めているコンテンツと全く関係ない投稿
はアルゴリズムの観点では、避けるほうがいいでしょう。

5. 実験と改善の重要性
実験のためにトライアルリール機能を活用してみるのもいいでしょう。
非フォロワーのみに投稿してテストする機能は、好評なら通常投稿にアップグレード可能で実装が開始されました。

また現在のアルゴリズムに効果的と言われる内容も数ヶ月後には変化する可能性が十分にあります。
だからこそ実践をし、また自分の中でも何が成功なのか?を模索するといいでしょう。

また、発信をし続けると、
つい「自分の活動をみんなが知ってくれている」という程で既存のお客さま向けに発信してしまいます。

実際には著名人ではない限り、自分を知っている人の方が圧倒的に少なく
著名人であってもその人のことを知っているのと、活動(ビジネス)まで理解していることは別です。

だからこそ常に
「新規の方が見てくれたらどう思うのか?」
「伝えたいことが伝わるのか?」
という視点で発信をしていくことが大切だと思います^^

今回はニュースをメインに私の考察も交えながらお送りしましたが
また知っておいていただきたい情報を見つけましたらメールマガジン読者の皆さまにシェアします!

本日もご一読をいただき、ありがとうございました。

上村菜穂 プロフィール

上村菜穂.jpg

株式会社PR NET 代表取締役

マーケティングの本質×SNSのトレンドを掛け合わせたSNSからの女性集客を専門としている。
14歳でメールマガジンを始め、8ヶ月で20,000人の登録を達成。当時の歴代最年少記録を保持。
2021年に株式会社PR NETを創設。
個人、法人の500以上のSNSを個別で指導。登壇は(公財)東京都中小企業振興公社、東京大学、楽天、ロート製薬、ダイハツ工業、東芝テック、POLA、サイバーエージェント、商工会議所、新潟のミスユニバース・ファイナリスト(敬称略)など、全国で延べ12,800名の方へ行っている。

経歴
14歳でメールマガジンを始め、8ヶ月で20,000人の登録を達成。当時の歴代最年少記録を樹立。
大学4年次に新宿にて月間2,000名以上が来場するフリースペース『賢者屋』を創業メンバーとして立ち上げ、初代副代表を務める。同施設内で女子大生を対象に将来を考える企画『なでしこ大学』を運営。

2015年、建築系の大学院を中退し、個人事業主のライターとして独立。
日刊ゲンダイの『コクハク』、東急グループ『ゴルマガ』、株式会社ネオキャリア『起業サプリジャーナル』、株式会社サイバーエージェントの月間500万PVを誇る『by.S』で執筆。

2017年、女性起業家向けにSNS集客セミナーやInstagram集客セミナーを行い、個人のHPとSNSで集客講師の活動を開始。SNSやマーケティングの専門用語をわかりやすく伝え、具体的な実践方法が好評を集め、全国の大手・中小企業、商工会議所・商工会・青年部、ミスユニバースでも講演を行う。

2021年、株式会社PR NETを創設し、代表取締役に就任。
主に『研修・講演事業』『個別コンサルティング』『SNSの運用代行』を行う。
研修・講演事業では延べ12,800名以上、個別の指導は個人・法人で累計500アカウント以上。運用代行では0から立ち上げたTikTokアカウントがフォロー、いいね周り、広告なしの運用で、2年間でフォロワー数6万人を達成。
近年はSNS×AI×Webマーケティングで中小企業の支援をしている。

◆研修実績(敬称略)
ダイハツ工業株式会社/楽天株式会社/東芝テック株式会社/株式会社ロート製薬/株式会社キャリアカレッジジャパン/株式会社UTP/株式会社オモロー

◆講演実績(敬称略)
(公財)東京都中小企業振興公社/東京大学/株式会社ポーラ/株式会社サイバーエージェント/株式会社マイナビ/ベストオブミス新潟/株式会社Schoo/株式会社エディターキャンプ/東京商工会議所/草津商工会議所/久喜市商工会/石岡商工会議所 青年部(石岡YEG)/秋田県信用保証協会/リバーサイド千秋/NU茶屋町/港南台バーズ/紙屋町シャレオなど

■仕事で訪れた都道府県 (47分の14)
・秋田・新潟・東京・神奈川・愛知・大阪・滋賀・広島・福岡⁡・長野・埼玉・千葉・群馬・茨城

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