執筆:上村菜穂(株式会社PR NET 代表取締役|大手企業・公的機関で延べ15,000名以上にSNS研修を実施)
※この記事は2016年5月に書き、2020年1月に一部更新したものを、読みやすく整えています。
仕事から得られる喜びは、「お金」「感謝」「人とのつながり」「成長」の4つです。
そして、自分が何に喜びを感じるのかは、これまでの人生の環境や経験から生まれます。過去の体験を振り返り、同じ「喜び」や「想い」を持つ仲間と働くことが、幸せに仕事をするためのチェックポイントです。
- 仕事から得られる4つの喜び
- 自分が何に喜びを感じるのかを明確にするチェックポイント
- 喜びを感じる要因が、人生の環境から生まれる理由
- 同じ想いの仲間と働くことの大切さ
先日、部屋を片付けていると、本田健さんの『就職する前にしておきたい17のこと』という本が出てきました。パッと開いたつもりが、面白そうな目次だったので、久しぶりに手に取ってみることに。すると、興味深い項目があったのでご紹介します。
仕事がもたらす喜びとは?
6章の「仕事がもたらす5つの喜びを知る」という項目です(おそらく4つの喜びだと思われます)。本文から一部を抜粋して引用します(P80〜)。
お金をもらう喜び
幸せに仕事をしている人は、何種類もの喜びを得ています。いちばんに挙げられるのは「お金をもらう喜び」です。でもそれは、「仕事の喜び」としては、最初の入り口のようなものです。
人に感謝をされる喜び
「お金をもらう喜び」の次にくるのは、「人に感謝をされる喜び」です。
あなたが仕事をやっていく中で、実際には聞こえない感謝を、どれだけ想像上で受け取れるでしょうか。それと同時に、あなたが知らないあいだに得ているサービスに関して、どれだけ静かな感謝ができるかというのも、仕事の喜びを知る一歩になると思います。
人とつながる喜び
仕事の喜びには、「人とつながる喜び」というものもあります。仕事をしていくと、いろいろな人につながっていきます。その筆頭は、一緒に仕事をする仲間です。そして、その仲間たちとつくった商品なり、サービスなりを提供する「お客様」。その家族や友人たち。
仕事の本質は「傍を楽にすること(はたらく)」です。つまり、まわりの人たちを助けてあげることです。(中略)感謝と感謝が交換され、その流れにお金が乗っていく、それが仕事の理想型です。
自分が成長する喜び
もう一つの「仕事の喜び」が、「自分が成長する喜び」です。「新しいスキルを身につけることができた!」「いままでできなかったことができるようになった!」「自分の才能を使えるようになった!」こんなふうに、自分の中での喜びの「!」が、次々に踊り出すような日が来るようになります。
仕事の喜びは誰かから与えてもらうものではありません。自分だけしかわからなくても、「今日は誰かを幸せにしたいという満足感」と、「自分が成長しているワクワク感」さえあれば、もう十分にあなたは報酬を受け取っているといえます。
この文章を読んで、次の2つを考えました。
・自分は何に「喜び」を感じるのか。それはなぜか?いつ、何がきっかけで感じたのか。
・どんな「喜び」を得られたら「幸せ」だと感じられるのか?
私が仕事で譲れない喜び
先日、ひょんなことから「お金を稼いで自由になりたい!」と話している方に会いました。価値観は人それぞれなので、それがどうということはありません。ただ、私はやっぱり「自分が力になりたい人の役に立てる仕事をする」ことが、絶対に譲れないポイントです。
そうした仕事を通して人とつながりたいし、感謝されたい。その感謝の報酬としてお金をいただき、さらに喜んでもらえるように自己投資をして、スキルアップしながら成長し続けたい。「お金」も「人とのつながり」も「感謝」も「成長」も、すべての喜びを得られる仕事をし続けられる自分でありたいし、そのためにやるべきことはどんどんトライしていきたいのです。
喜びを感じる要因は、これまでの人生の環境が大きい
これは推測で一概には言えませんが、何に喜びを感じるのかは、これまでの人生の環境が大きいと思います。私が初めて「人の役に立てるようになりたい!」と意識したのは、小学5年生の頃でした。
私は3歳と5歳の頃に肺炎で入院するほど、身体が弱い子どもでした。両親はそれを考えて、「健やかに」という教育方針を大切にしている幼稚園を選んでくれました。小学生になる頃には、体調を崩すのが年にたった一度(!)というくらいまで回復し、母からは頻繁にこう言われていました。
「菜穂は今の時代に生まれてきてよかったね。もう何十年も前の日本だったら、病気で生きていられなかったよ」
入院で苦しかったことをよく覚えていたので、母の言葉はとても心に響きました(今でも、なぜあれほど言われたのかは不思議ですが、「生きていることに感謝しなさい」というメッセージだったと信じています(笑))。
小学5年生で受けた衝撃
私の小学校では、5年生から委員会活動がありました。司会者で三味線の先生でもあった祖父に憧れていたことや、三味線教室の発表会で舞台に出してもらったこともあって、「司会をやりたい!」「人前に立ちたい!」という理由で、生徒会のような「運営委員会」に入りました。運動会の司会や校内放送も担当させてもらい、大満足でした。
ところが12月、ある衝撃を受けます。年明けのユニセフ募金を運営委員会が学内で呼びかけるため、準備をしていたときのことです。それまでも募金の話は聞いていたはずなのに、話半分であまり深く考えていませんでした。いざ自分で調べてみると、そこにある現実に、ただただ驚きました。
世界では、7秒に一人のペースで、子どもが飢えにより亡くなっている…
「なんで?」と思いました。「生まれた環境は選べなくて、同じ子どもなのに、なんでこんなに亡くなっているんだろう」。そんなとき、母がいつも言う言葉の続きが心に響いたのです。
「菜穂は今の時代に生まれてきてよかったね。もう何十年も前の日本だったら、病気で生きていられなかったよ。けどね、だれかが一生懸命働いたり、研究したりして医療が発展して、だから今こうして生きていられるんだよ」
このとき、「見知らぬ誰かが一生懸命仕事をして、技術が発展したおかげで、昔ならもう亡くなっていたかもしれない自分が、今こうして生きていられるんだ」と気づきました。だからこそ、幼い頃はワガママで仕方なかった私でも、「いつか自分も人の役に立つ仕事がしたい!」と思ったのです。
喜びは経験から。正しさは人それぞれだからこそ、過去を見直す
人が本当に納得できる理由は、過去の経験が一番の確信になります。根拠のある自信も、根拠のない自信も、根本を探れば過去の体験からしか得られないはずです。
だから価値観には、何がいい・悪いはありません。これまでその人がいた環境での経験が重なり合って、形づくられるものではないでしょうか。違う価値観でもうまく付き合えるならいいけれど、本当に身を置くべきなのは、仕事の「喜び」や「想い」が同じ、もしくは似ている仲間がいる環境なのではないかと思います。
私は個人事業主として働いていますが、その中でも、「人のために」と想い、努力している仲間がいる環境にいられることは、とても幸せなことです。
よくある質問(FAQ)
仕事から得られる喜びには、どんなものがありますか?
本田健さんの『就職する前にしておきたい17のこと』では、お金をもらう喜び・人に感謝される喜び・人とつながる喜び・自分が成長する喜びが紹介されています。
自分が仕事の何に喜びを感じるのかは、どうすればわかりますか?
何に喜びを感じるかは、これまでの人生の環境や経験から形づくられます。いつ、何がきっかけで喜びを感じたのかを振り返ると、自分にとって譲れない仕事の軸が見えてきます。
まとめ
仕事から得られる喜びは、お金をもらう喜び・人に感謝される喜び・人とつながる喜び・自分が成長する喜びの4つです。そして、自分が何に喜びを感じるのかは、これまでの人生の環境から生まれます。過去を振り返り、同じ想いを持つ仲間と働くことが、幸せに仕事をする近道です。
私の願いは、仕事を通して、お金も、人とのつながりも、感謝も、成長も得られる人を増やすこと。そしていつか、その仲間が事業を始めるときに、大好きなライティングを通したPRのプロデュースやサポートで力になることが、今の一番の目標です。これからも頑張ります^^!
マーケティングの本質×SNSのトレンドを掛け合わせた、SNSからの女性集客を専門としている。14歳でメールマガジンを始め、8ヶ月で20,000人の登録を達成(当時の歴代最年少記録)。個人・法人の500件以上のSNSアカウントを個別に指導。これまでの登壇・研修先は、ダイハツ工業・東芝テック・ロート製薬・POLA・楽天大学(楽天グループ)・東京大学・東京都中小企業振興公社・各地商工会議所など。全国で延べ15,000名以上へ講演・研修を実施している。詳しいプロフィールはこちら。