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自分を好きになれなかったり、恋愛や人間関係で人を傷付けてしまう自分から脱せないというあなたへ


【テクニックの恋愛ではなく、本物の恋愛がしたい人におすすめ】ゼクシィにも掲載された!カリスマ恋愛コーチ竹田真弓さんによる女子大生のための恋愛セミナー

10月16日(日)14:00-17:00 @表参道

 

【先着20名の女子大生限定】3,000人を超える受講生に幸せな恋愛&結婚を掴むための恋愛の教養をお伝えされた竹田真弓さんによる女子大生のための恋愛セミナー

 

 

先日、ネットでトイアンナさん著書の『恋愛障害』を見かけてタイトルが目にとまり、

詳しく見ると面白そうだったので購入してみました。

 

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この本では恋愛において、対等なパートナーシップをつくることができず長期的に苦しむことを「恋愛障害」と定義しているようです。(P4より)

 

 

そういえば昨日のブログで、

 

恋愛をして綺麗になる人とそうでない人の違いは◯◯◯◯◯があるかどうか

 

 

「いつもいつも幸せになれない!」

 

「付き合っていてもいつも不安ばかり」

 

「ダメな人ばかりにひっかかる」

 

 

そんな人はあることが原因かも?しれません。

 

 

という記事を書きました。
もっと見る…

〈最近のマイブーム〉小説を読むと人生が豊かになると思える3つの理由


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最近 小説がマイブームで、TwitterやInstagramでちょこちょこ投稿しています^^

 

 

 

 

 

が、Twitterはあまり反応がないので「見られていないかな?」と思っていたところ、

先週、親しい後輩の女の子が

 

「菜穂さんがこの前読んでいた小説、気になっています!」

と声をかけてくれたのは嬉しいものですね♡

 

 

そもそもなぜ読み始めたかというと…

 

10月16日に恋愛のプロフェッショナルとしてご活躍している、

ピュアマインドコーチの竹田真弓アローラさんとコラボのイベントをやるので、

【先着20名の女子大生限定】3,000人を超える受講生に幸せな恋愛&結婚を掴むための恋愛の教養をお伝えされた竹田真弓さんによる女子大生のための恋愛セミナー

その記事の宣伝ブログのためにネタを集めたいなと思って

自分の話や友人の恋愛話を書くのもなぁと思い

考えた結果、恋愛小説を読みだしたところ あまりにも面白くてハマっています(^^)笑

 

 

 

ところで、

 

「小説って読んで面白いの?」

「小説って読んでどんないいことあるの?」

「長文の文字だけなんてつまらなそう」

 

そう思うあなたに。

 

 

最近、マイブームである小説の魅力として私が見つけたことをお伝えします^^

 

 

 

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小説の魅力1:小説は人の心の声まで聞けるので、新たな考え方も得られるし共感も痛感もできる

 

人は誰しも、人生の主人公は自分です。

それは変えることができません。

 

なので相手の本心はわかったつもりでも必ず確かめる方法なんて何をどう基準にしたらいいのかわからないし(信じる!とか、心理学やNLP系を学ぶとか? けれど確実に、となると難しい)

やっぱり自分の主観は外せないはずです。

 

 

小説を読むと受け取り方は様々なので、もちろんそこには読み手のこれまでの人生の主観が入るのですが、

それでも自分以外の誰かの心の声にまでぐっと寄り添えることはそうないですよね。

 

 

どこまでが本音で、どこからが違うのかもわからないし、

自分のタイプを考えると、話すときは思っていることを言っているつもりだけれど合わせてしまうことが0かというと、それは断言できる自信がない。

 

そして話していることのおおよそ90%は本音だと仮説しても、

話していない感情にもっと本音がつまっていたりするなと思うことがあるのです。

 

 

 

例えば「大丈夫?」と聞かれると、まぁ大丈夫でなくはないので

「大丈夫。」と答える。

 

けれどその続きに「大丈夫だけど、実はちょっとだけ◯◯に困っている、悩んでいる」ということはないでしょうか?

 

 

 

最近、恋愛小説にハマっているのでそれで例えるならば

 

仕事が忙しい彼氏がいる女の子が

「なかなか会えなくてごめんね」と彼氏に謝られたとして

「ううん、大丈夫だよ。仕事頑張ってね!」と言って、それは思っているけど、本音は

 

「仕事が忙しいのはわかっているし、応援したいから大丈夫なんだけど、ちょっとした日常の出来事でも連絡くれるとか、気にかけている姿勢を見せてくれると嬉しいというか…」

みたいなこの最後の「」が言えないようなことですね。

 

 

この「仕事が忙しいのは…」の「」が言えないのは、

 

・言うほど困っていたり、悩んでいることではないかな。

・言って相手に迷惑だったら…そして自分が重い女と嫌われたら嫌だな。

・自分がちょっと我慢すればいいかな。

 

という感情のようなものを、恋愛だけでなくいろんな人間関係で多くの人が直面していることだと思うのです。

 

 

お世話になっている先輩に「ちょっとしたことだからこそ言いにくいな」とかも。

 

 

 

そんな中で小説は、登場人物の誰かが語り手となることが多く、

その語り手の「」に、話していることと

目の前の人には言っていないけど感じていることが書いてあります。

 

 

その心の声が聞けたときに、

「こういうシチュエーションで私ならこう思うけど、◯◯(小説の語り手の人物)はこう思うのか」

と新たな考え方を学ぶこともすごく多いですし、

ときに共感したり、過去の自分と照らし合わせて痛感することもあります。

 

 

よって、小説の中の人物の感情に入り浸ることによって、

自分を客観視することもできるし、考え方や捉え方など、視野を広げることができるのは大きな魅力です。

 

 

 

小説の魅力2:自分のペースで誰かの人生ストーリーの一面を読み進められる

 

ドラマや映画でも面白いものはたくさんありますよね。

その中で、なぜ小説なのか。

 

その醍醐味は、自分のペースでページをめくり、

想像とリンクしたところで次に進めるからです。

 

ドラマや映画ですと、自分のペースではなく決められたペースで進んでいきますが、

「ここはゆっくり味わおう」

「ここは会話文をしっかり捉えて、あとはサラリと読もう」

など味わえるのが魅力です。

 

なので一度読んだだけでは印象に残らない文章もあるはずですが、

自分が思い浮かべられる情景は頭の中でその回想が浮かび楽しめるのです。

 

特に小説は「誰かの人生の疑似体験ができる」というのが長所として

あげられることが多いのですが、

この疑似体験のペースを自由に決められるからこそ、

重ね合わせるところは重ね合わせ、

吸収するところは吸収できるのだと感じています。

 

 

このように、他人の人生ストーリーのとある一面を

時に浸りながらも自分のペースで味わうことができるのは

小説ならではの魅力ですね。

 

 

小説の魅力3:文章しかないからこそ、繊細な言葉にも触れながら想像力が豊かになる

 

同じ文章でも人によって想像するシーンは違いますよね。

なぜなら人それぞれ味わってきた過去が異なるからです。

 

有名な小説の冒頭で、川端康成さんの『雪国』がありますよね。

 

 

トンネルを抜けると雪国であった。夜の底が白くなった。信号所に汽車が止まった。

 

 

きっと人によって、情景だけを浮かべる人もいれば、

なにかそこに自分の感情を入れたり。

 

 

つい先を読みたくなるか、途中で読むのをやめてしまうか。

その違いは  (あくまで個人的な意見ですが)

 

〝文章をイメージできるのか〟

 

だと思うのです。

 

 

イメージできない文章は、ひらがなとカタカナ、漢字の組み合わせです。

 

けれどあなたが読み続けられる小説は、読み手にとって伝わる文章とこそ、

繊細で良い文章表現に触れることに繋がります。

 

 

 

 

 

そんなこんなで小説に夢中なので、

オススメの小説がある方はぜひ教えてくださいね^^

 

 

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【information】

■イベント1

『仕事もプライベートも!自信を持ち合わせ、幸せで充実した人生を送りたい女子大生のあなたへ』

を開催しますのでご興味ある方はぜひ!

各回5名限定・10月9日、23日(日)10:00-12:30@恵比寿

↑来てくださる方になんで参加をしてくれたのかお聞きすると

「ブログやfacebookを見て、あまりに楽しそうに働いているのでどんな人か会ってみたかった!」

「なぜかブログを読んじゃった。長い文章なので、普通は途中でアクセスから離れるけど、絶妙なタイミングで上村さんの記事を読むと、すごく惹き込まれるので会いたくなりました!」

など嬉しいお声がけをいただいています♡

 

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■イベント2

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10月16日(日)14:00-17:00 @表参道

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■こんな人におすすめ

・自分を好きになって、自信も持って幸せながしたい

・(雑誌やwebに色々あるので読むけど)正直言って、なぜ幸せな恋愛ができないのかよくわからない

・今の彼と上手くいっていない違和感だけあって、どうしたらいいのかわからない

・自分磨きを頑張っているのに、なぜ幸せになれないのかよくわからない

・遊びの恋愛ではなく、本物の恋愛がしたい

・竹田真弓さんに憧れるのでとにかく会ってみたい!

 

そんな方はぜひお越しください*

 

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来月からライティング講座を開催します!

 

『14歳で20,000人の購読者を集めた上村菜穂による 

 あなたに会いたい!」と思われるファンづくりライティング講座』

 

■参加特典

1、文章を読んだだけで人柄が伝わり、会う前にも「この人ならお願いしたい」という関係が築ける文章の書き方がわかる

 

2、自分らしさを文章で表現できる技法が身に付く。情報化社会のなかで、あなたが伝えたい人たちに「なぜか読みたくなる文章」と思われる文章が書けるようになる。

 

3、ブランディングのプロである上村菜穂によるコンセプト決めから、それを生かした文章の書き方が学べる実践型

 

4、講座受講者の方はイベント取材やインタビュー、プロフィール作成、個別コンサルティングなどほかのサービスが20%offで受けられます。

 

■開催日

10月30日、11月6日、20日、12月4日、18日

全日程日曜日10:00-12:30に都内にて開催

 

【小説ブックレビュー】『きっと君は泣く』 著:山本文緒


主人公の椿は、綺麗な顔立ちでお金持ちの家庭に生まれた23歳。

 

そんな彼女は次々と男の人で遊び、お金が必要になったら父の貯金からおろして使用し、男性にもお金にも困ることもなく思い通りの人生を送っていた。

 

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しかし妻子を持っていた男性との関係が悪くなってきたあたりから、徐々に人生の歯車が狂い出す。

 

 

母は祖母と関係がよくなく、祖母にはじめて会ったのは15歳の頃に親戚の葬儀であった。

そのとき見た瞬間に

同じ人間には思えないほど、顔の皺や首筋の弛みはあるものの年齢を感じさせない美しい女性であった。

 

 

そんな祖母を椿は慕い、母に止められても家によく遊びに行った。

そして椿を誰よりも可愛がってくれるのも祖母だった。

 

が、人生の歯車が狂いだした波のはじまりは

美しい祖母がボケてしまうものだった。

 

憧れの女性であった祖母がどんどん別人に変わった。

自分で身動きができず、長くて綺麗な髪は病院でお世話をしてくれている看護師に切られ、短くなっていた。

 

 

その直後、父の会社は破産し、父も急性肝炎で倒れてしまった。

昔から父も母も嫌いで、特に父が大嫌いだった椿は悲しむことはなくとも、お金がなくなり、大好きな祖母の家まで母が売ろうとすることに怒りを感じると同時に守ることのできない自分の無力さも知る。

 

 

 

今まで思い通りにいって、欲しいものが手に入った人生が180度変わり、

見た目が美しい自分で男性を惹きつけていた椿のもとにいる人はいなくなっていた。

 

 

しかし精神的にも苦しくなったときに、ようやく自分の弱さを打ち明け、そこからまたひとつ人生が変わる。

 

 

容姿だけが美しい女性であった椿が得られず、

弱くなった彼女が得た本当に得たものとは…?

 

 

人間の本当の美しさや、大切なものはなんだろう。

そんなことに気が付かせてくれるストーリー。

【小説ブックレビュー】『恋愛中毒』 著者:山本文緒


恋は人を壊す。

 

 

そんな一言から始まるこの物語は、読み終えてみると不思議な感覚で

もちろん共感もできるし腑に落ちるけれど

人が一生懸命にすがる素直な気持ちに触れることもあり

なんとも言い難い気持ちになる。

 

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ある真面目で一見無愛想な女性・水無月の過去の回想がメインで描かれ

恋に落ち、ときに恋に溺れるエピソード。

 

あるとき井口という若手社員が彼女を振ったことにより、

その彼女が職場に電話をしてきたり押しかけたところを水無月がセーブする。

 

 

水無月自身が振られた彼女の気持ちがわからなくもないというところから回想が始めるのだ。

 

 

人の本心や憎しみや嫉妬などありのままの人間味ある感情は、

時に人を変貌させてしまう。

 

 

小説というものは、色々な人の人生を擬似体験できる

 

というのをどこかで見たことがあるけれど本当にそう。

 

文章のみの情報で、その心境から背景、そのときに至るシチュエーションが綴られていて頭の中でイメージをしながら、時には現実では聞けないような主人公以外の心の声も描写されている。

 

→現実だと誰しもが自分の人生の主人公であって、ほかの人の心の声は聞けない。

 

 

この本に限らず小説は、

時に自分と照らし合わせることによって自分の現実を俯瞰する要素にもなる。

 

なぜなら登場人物のやや過激で時に強烈なストーリーに共感する心情がありながらも、「こんな人がいるのか…」と驚くことも少なくなく、悲しいことや切ないことが自分と似ているようで今の悩みは些細なのかなと励みになることもある。

 

 

恋愛小説でも現実でも、自分を幸せにする力のある人は輝き、こういう人同士が結ばれると幸せになれる。

そうではないと依存からよくない歯車がまわってしまうと思った一冊。

 

 

 

【印象に残った言葉】

p37

どうか、神様。

いや、神様にお願いするのはやめよう。

——

どうか、どうか、私。

これから先の人生、他人を愛しすぎないように。

愛しすぎて、相手も自分もがんじがらめにしないように。

私は好きな人の手を強く握りすぎる。相手が痛がっていることにすら気がつかない。だからもう二度と会わないと決めた人とは、本当に二度と会わないでいるように。

私が私を裏切ることのないように。

他人を愛するぐらいなら、自分自身を愛するように。

 

P262

逆恨みだの被害者意識だのという言葉が頭の中でぐるぐるまわった。指摘されてみて、私は改めて自分が〝ひどいめにあわされてきた〟と強く思っていたことに気がついた。そうだ、私は親からも夫からもひどいめにあわされたと思っていた。親しいと思っていた人からも、そうでない大勢の他人からも、私は漠然とした敵意のようなものを感じていたように思う。

 

反発を感じるよりも驚きの方が大きかった。私のしてきたことはただの逆恨みだったのだろうか。

 

P287

お前は結婚している時奴隷だった、と昨日荻原は言っていた。そうかもしれないと今私は思う。夫の言うことは何でも正しかった。間違っていると内心思っても、夫が正しいことにした。

 

P354

先生は過去にもしもを持ち込むなと言った。けれど私は後ろを振り向かずにはいられない。どういうふうに人を愛すればいいのか私にはわからなかった。常にベストをつくしてきたつもりだった。

【小説ブックレビュー】『美丘』著:石田衣良


もう1年半以上前のこと、

インタビューの仕事で某塾に務めている方に話を聞いたときだった。

 

20代の男性だけれど、その人の言葉は巧みで

綺麗な単語が流れるように出てくる。

 

頭の中にはどんな言葉や文章が入っているんだろう?

 

 

そう思ってインタビュー後に聞いてみた。

 

「どうしたらそんなに綺麗な言葉で話せるのですか?表現力が巧みで聞いたことのない言葉ですが奥深く、想像もしやすくて…」

 

 

するとその人は言った。

 

「小説をよく読むかな。」

 

「どなたの作品を読まれるのですか?」

 

「色々ありますけど、一番は石田衣良さんですね。

石田さんの表現がすごく綺麗で好きなんですよ。」

 

 

 

そのインタビューの帰り道、書店で石田衣良さんの本を3冊購入した。

 

けれどちょうどそのとき、

小説よりビジネス本にはまっていた私は「今度読もう」と後回しにしてしまった。

 

 

 

購入した本の一冊が『美丘』だった。

 

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この本は裏表紙に書いてあるように、

主人公の女の子・美丘(みおか)は治療法も特効薬もない病に冒されていた。

 

幼稚園の頃の手術が原因だったのだけれど、

話の展開は大学時代。

 

 

この話の語り手である「僕」は太一という大学生。

大学の準ミスでお金持ちのお嬢様で、性格もいいし美人な彼女と付き合っていたけれど、はじめて会ったのがフェンスを越えているときでそんなことをしてしまう強烈な個性や奔放な行動力を持つ美丘に惹かれてしまう。

 

 

気付いたら美丘に思いを伝えていて、後に彼女に別れを切り出す。

 

が、美丘からいつ発症するかわからず、

発症した人全員が死に至る病気を潜伏していると聞く。

 

 

 

なのでストーリーの冒頭は、すでに美丘が亡くなり

思い出を回想してエピソードとして語っている構成になっている。

 

 

最後の展開がわかっているのに、

「次へ次へ…」と先を知りたくなってしまうのは

著者の石田さんの表現が巧みだからだろう。

 

 

美丘が思いもがけないところで登場し、

学内でも堂々と問題を起こす。

 

一見、感情がない人なのかと思っていると

心を開いた太一にとても素直だった。

 

 

そんな以外な人物構成や、

修羅場もある恋愛ストーリー、

そして美丘が生きている様子が懸命に描かれているストーリーが

美しい言葉を散りばめながら構成されている。

 

 

 

全力で一日、一日を生き抜くこと。

 

好きな人へ一心に想いを注ぐこと。

 

命の火の導火線が消えるまで、全力の美丘と太一の姿が描かれている。

 

 

 

【印象に残った言葉】

 

P6 太一のプロローグより

 

「ぼくにだって、今はわかる。きみはなにをしているときでも、必死で自分自身でいようとしただけなのだ。きみは真実を知っていた。命は火のついた導火線で、ためらっている余裕など本来誰にもないはずなのだ。」

 

 

 

P63 認知症で道に困っていて助けた老婆より、二人が好きと認識する前に美丘に向けて

 

「いいこと。この人はほんとうにいい人と思ったら、その人を絶対に逃したらいけませんよ。そういう人は一生にそう何度も出会えるものじゃないの。ね、わかった。あなたはこの人を放したらダメ」

 

 

P157 太一が元彼女を振って、美丘を選んだときの想いの囁きより

 

「ぼくは学んだのだ。誰かを選ぶことは、誰かを傷つけることでもある。

その勇気はもち続けなければいけないし、悪や痛みは引き受けなければならない。考えてみれば、ぼくは生まれて初めてきちんと恋愛をしていた。自分を守りながら、誰かをほんのすこしだけ好きになる。

そんな逃げ腰ではなく、恋愛の生むあらゆるプラスとマイナスを、自分の身体で受けとめていくこと。」