これは先日Instagramのストーリーズにアップをした

祖母のためにつくった和三盆とかのこ豆のパン。

 

 

お棺の中には故人の好きだったものやお手紙を入れていいと伺ったので

手作りのパンをつくるといつも喜んでくれて

好きな食べ物を聞くと「菜穂ちゃんのつくったパン」って言ってくれていたので

お手紙とこのパンをあげました。

 

母方の祖母が旅立つ2週間くらい前にお手紙を書いて渡したのに

こちらの祖母には書いてあげられなかったので、生きているときに手紙を書いて渡せばよかったなという後悔はあるのですが。

 

もうひとつ、祖母の最後の2ヶ月半を見ていて感じたことを書き残そうと思います。

 

 

私は仕事でPRを伝えさせていただく中で

「誰にどんな価値を与えたいですか?」

という質問をします。

 

 

これを見つけるのが事業の醍醐味であり、

難しいところもあるのですが

幸せなことでもあると思いました。

 

 

 

それは祖母が最後の2ヶ月半は寝たきりになってしまい、

睡眠時間も大幅に増えました。

 

中には丸一日、何も摂取せずに寝ていて

脱水症状になってしまわないか冷やせをかきたくなるほど。

 

 

起きていても食事はできず、

氷や水、スープやおかゆが中心です。

 

 

それでもたまに

「かぼちゃスープが飲みたい」

と言ってくれたのでつくっていると寝てしまったり、

「焼きそばが食べたい」

と言ってくれたりするので

材料を買って翌日に作ってみると

「今日は食べたくないな」

ということになってしまったり。

 

 

これまでは

「してほしい」と言っていたことを

「わかった、今度するね!」

と言っても今度がありました。

 

言い換えると価値を与える機会がありました。

 

 

けれど、祖母の状態が変わってしまうと

こちらが価値を与えたくても与えられなかったり

本人も受け取りたくても受け取れない状態になってしまいました。

 

 

ビジネスではいつも

価値を与えることができたらそれでよし、

というような感覚がありました。

 

しかし実は受け取ってもらえること自体が当たり前ではなくて有り難く、

だからこそ提供する側は

・受け取っていただけることへの感謝

・提供したあとの二歩、三歩先を描いていかないといけない

のだと改めて身にしみました。

 

 

ビジネスもプライベートでも

人に喜んでもらうための本質は同じですね。

 

 

そして与えてもらうことの幸せだけでなく、

与えられることの幸せにアンテナをはっていこうと思ったのでした。

 

 

おばあちゃんのおかげでの気付きメモ(*^^*)

 

 

先日の自己満でかつ忘備録という前提で祖母のことを書いたBlogに関して、

たくさんの温かい言葉をいただき本当に感謝の気持ちでいっぱいです。

ありがとうございました。