SNS集客セミナーの研修や個別のコンサルティングを日々行う中
最近はSNSとAIについてのご相談をいただくことが多くなってきました。

ChatGPTを使えば投稿が楽になると聞いて始めたんですが...」
「AIツールは便利なのに、なかなか成果が出なくて…」

2025年、凄まじいスピードでAIツールは進化し続けています。

情報を追うことに疲れてしまった人もいるかもしれません。
でも、i Phoneがどんなに高機能になっても、ほとんどの人がすべてを使っていないように、
AIツールがどんなに高機能になっても、すべてを使うことはないのです。

だからこそ、自分に必要な情報を見極めて、必要なものを実践する選択が大切です。

 

SNS集客におけるAIと人間の役割分担

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研修資料の作成やメールマガジンの記事作成、SNS投稿において、
私もAIを積極的に活用しています。しかし、そこには重要なポイントがあります。

それは「全て任せるのではなく、分担すること」です。

具体的には
・4~7割は自分で作る
・足りないところのチェックや補足をAIに任せる
・最後は必ず自分で確認する

この配分が、実は成果を大きく左右するんです。
AIと人間の役割分担は基本的な考え方として、

AI時代のSNS集客で人間が行うべきこと

・戦略立案
・ペルソナ設定
・コンセプトづくり
・実体験の共有
・フォロワーさんとの関係構築

AI時代のSNS集客でAIに任せられること

・文章のブラッシュアップ
・アイデアや発想を広げる
・データ分析
です。

今回の記事の場合で例えると、
・タイトルと記事のゴール
・「時間をかけること」「効率化するべきこと」
・特に大切だと思うこと
は自分で考えます。

「時間をかけること」「効率化するべきこと」を自分で作らないと、
効率化するべきことで「CanvaやRecraftで画像」と出てしまいました。

Canvaは使いますが、今どきSNS発信にフォトショップやイラストレーターを使う人の方が珍しく、
Canvaを使うことが一般的なので、わざわざ提言することではありません。

そしてCanvaを使うとテンプレートがあるので有り難いですが
むしろそれが一般的になっており、効率化というほど革命的ではなく
内容やクオリティにこだわると「効率化」という表現はしっくりこないので
このまま書くことにはメッセージの一貫性がなくなってしまうのです。

だからこそ、自分が何を考えているのかを書かないと
AIが「一般的なありそうな答え」「一般的なそれっぽい答え」になってしまいます。

いつもよく見てくれている人こそ違和感を抱いてしまうので、
おすすめはできないので、だからこそ役割分担をする必要があるのです。

逆にいいこととしては、
「記事の最後に、以下のような要素を加えるのはいかがでしょうか?
・チェックリストやワークシート的な実践的コンテンツ
・よくある質問とその回答
・ステップバイステップの実践ガイド」
抜けていたことや、思いつかなかった発想を出してもらえることです。

AI時代の2025年。AI全盛期に人間だからこそできること


SNSの本質は、究極的には「人と人とのつながり」です。
インターネットを使って、人とつながるための場所。
では、人間にしかできないことって何でしょうか?

1、感情を持って共感すること
2、コミュニケーションを通じて信頼関係を築くこと
3、実体験に基づく本物の価値を提供すること

感情を持って共感すること

たとえばこんな経験、ありませんか?

「今日はうまくいかなくて…」というフォロワーさんからのメッセージに、
「きっと乗り越えられます!私も同じ経験があります。実は…」
と返信すると、
「上村さんでもそんなことがあったのですね。共感してくださる人がいて嬉しいです」
というお返事をいただくこともあります。

30代になってからは、何かと器用な人に思われることが増えた気がします。

しかし私はもともとすごく不器用で、
自己評価ではなく、育ててもらったいろいろな環境で不器用と言われてきました。

テキストに起こすとニュアンスが伝わらないのですが、
「不器用」な私だったからこそ、
それでも行動しているからとたくさん応援をしてもらったり
見守ってもらったり、指導してもらったりして今があります。

最近は私の研修やセミナーといえば
「資料のクオリティが高い」と評価をしていただくのですが、
10年ほど前はスタートアップベンチャー企業のような
フリースペースの運営で、何度も何度もPowerPointに苦戦しました。

20代半ばの頃に自主開催をしていた人生設計女子会でも
「資料のデザインが・・(ちょっと微妙です)」
という空気感でご指摘いただいたこともありました。

だからこそ結果は全く出せなかったものの
大学までの陸上部の経験で培った体力という資産を活かし、
「人の倍の時間を使おう、努力をしよう」と決めたのです。

そうして
〝できない〟
〝苦手〟
を少しずつ乗り越え、周りの人から褒めていただける強みの一つにまでなっていました。

このような体験談は、AIには決してできない「感情のシェア」です。

なぜなら
・同じ経験をしているからこその共感
・その時の気持ちを理解している
・乗り越えた経験があるからこその励まし
が込められているからです。

コミュニケーションを通じて信頼関係を築くこと

信頼関係は、一朝一夕には築けませんよね。
SNSを投稿する際に、自分の前にあるのがスマートフォンやPCの前なので、
つい忘れてしまいがちですが、画面の先にいるのは人ということを忘れてはいけません。

Instagramには余程のフォロワーさんがいるところ以外のところにはあまりいませんが、
X(旧Twitter)やTikTokなど、匿名性やエンタメ性が高いSNSには
「画面の前にいるのは人がいる」
ということを忘れている人が一定数いることに個人的には残念に思います。

実際に私がとある数万フォロワーのアカウントの中の人をやっているときも
投稿内容とは関係ないアカウントの演者の人への批判や、
また別のアカウントで少し高価な好きなものを載せていることに対しても
「それにそんな高いお金は払う価値ないかな。もっと他がある」
というコメントがあったこともありました。

いくらSNS運用の中の人は言え、自分が
「この人と一緒に仕事をしたい」
と思った人・企業のアカウントなので悪く言われていい気なんてするわけがありません。

怒るとか傷付くとか、そういう感情も0ではないと言ったら嘘になりますが
不快と感じることと同時に「人のことを考えられない可哀想な人がいるんだな」と思いました。

でもそんな不快な感情があっても、続けるのはなぜかというと
それ以上に価値観が合う素敵な人たちと
出会ったり繋がったりすることができるのでSNSを辞めたくないですし、
この魅力を多くの人に伝えたいと思うのです。

だからこそ
〝画面の先には人がいる〟
ということを発信する際に忘れることなく、

・DMでのやり取り
・コメントへの丁寧な返信

上記以外のSNSとは関係ない日々でも
・個別でのリアルなコミュニケーション
・セミナーでの直接的なやり取り
などは大切にしてきました。

特に意識をしているのが
・相手の文脈を理解すること
・言葉の背景にある想いを汲み取ること
・適切なタイミングでの返信
・継続的なコミュニケーション
です。

つまりお客様の声に耳を傾ける時間を持つのです。
なぜなら何を求めているのか?
また、本人が望んでいること、困っていることを気がついていない場合もあるので、
表面的な言葉で判断するのではなく、根本を知ろうとしてきました。

簡易的な例ですが
「インスタ集客ができなくて困っている」と言ってもさまざまで
→発信内容が浮かんでいないのかもしれないし、
→発信ネタは浮かぶけど、機能が苦手なのかもしれないです。
→発信ネタは浮かぶけど、自分の感情を正直に書くことが苦手かもしれないのです。

機械の操作が苦手なことは自分でたどり着けることもありますが、
自分の感情を正直に書くことに得意・不得意があるという考えに至らなければ気がつけないですよね。

そうするとお客さまが知りたい本当のことは、マニュアル化やAI化が難しい要素で
コミュニケーションを取らないと辿り着けない領域でもあります。

実体験に基づく本物の価値を提供すること

1、2でも共通しますが、実体験がないと届かないメッセージがこの世の中にはたくさんあります。
私の場合、以下のような実体験が、発信の核となっています。

・14歳でメールマガジンを始めた時の感情
・全国での講演で出会った方々の声
・コンサルティングで直面した様々な課題
・その時々での失敗と成功

これらの経験は
・コピーできない
・真似できない
・代替できない
本物の価値なのです。

実体験があると、説得力の言葉の重みが変わります。
ここに注意してください、という意外な落とし穴に先回りをして気がつけますし、
理論だけでなく、実践に基づく話ができます。

解決策も実際に試行錯誤した経験から、
幅広いバリエーションのケースを想定できたり、予期せぬ問題にも柔軟に対応できる可能性が上がります。

お客さまの立場としては実践的な解決策を知りたくて話していることもあれば、
感情の面で背中を押してほしい事もあるので
(自分より上だと思っている人が)同じ立場で考えてくれたり
感情的な部分まで理解してくれたりすることはとても心強いですよね。

だからこそ、AIに頼るところと、人である自分の役割分担がとても大切なのです。
このポイントを忘れずにAIをSNS運用で活用していきましょう

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3/2のワークショップ付きAI活用講座に来れなかった方も、
ぜひまた企画をするので楽しみにお待ちください^^

私が開催するお勉強会では
『できない』『わからない』ではなく、ワークショップとして
その場で実践してできるようにすることを大切にしています!

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AI活用LINE公式.jpg

検索の場合は『@507fegse』です。
それではご一読をありがとうございました!

上村菜穂 プロフィール

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株式会社PR NET 代表取締役

マーケティングの本質×SNSのトレンドを掛け合わせたSNSからの女性集客を専門としている。
14歳でメールマガジンを始め、8ヶ月で20,000人の登録を達成。当時の歴代最年少記録を保持。
2021年に株式会社PR NETを創設。
個人、法人の500以上のSNSを個別で指導。登壇は(公財)東京都中小企業振興公社、東京大学、楽天、ロート製薬、ダイハツ工業、東芝テック、POLA、サイバーエージェント、商工会議所、新潟のミスユニバース・ファイナリスト(敬称略)など、全国で延べ12,800名の方へ行っている。

経歴
14歳でメールマガジンを始め、8ヶ月で20,000人の登録を達成。当時の歴代最年少記録を樹立。
大学4年次に新宿にて月間2,000名以上が来場するフリースペース『賢者屋』を創業メンバーとして立ち上げ、初代副代表を務める。同施設内で女子大生を対象に将来を考える企画『なでしこ大学』を運営。

2015年、建築系の大学院を中退し、個人事業主のライターとして独立。
日刊ゲンダイの『コクハク』、東急グループ『ゴルマガ』、株式会社ネオキャリア『起業サプリジャーナル』、株式会社サイバーエージェントの月間500万PVを誇る『by.S』で執筆。

2017年、女性起業家向けにSNS集客セミナーやInstagram集客セミナーを行い、個人のHPとSNSで集客講師の活動を開始。SNSやマーケティングの専門用語をわかりやすく伝え、具体的な実践方法が好評を集め、全国の大手・中小企業、商工会議所・商工会・青年部、ミスユニバースでも講演を行う。

2021年、株式会社PR NETを創設し、代表取締役に就任。
主に『研修・講演事業』『個別コンサルティング』『SNSの運用代行』を行う。
研修・講演事業では延べ12,800名以上、個別の指導は個人・法人で累計500アカウント以上。運用代行では0から立ち上げたTikTokアカウントがフォロー、いいね周り、広告なしの運用で、2年間でフォロワー数6万人を達成。
近年はSNS×AI×Webマーケティングで中小企業の支援をしている。

◆研修実績(敬称略)
ダイハツ工業株式会社/楽天株式会社/東芝テック株式会社/株式会社ロート製薬/株式会社キャリアカレッジジャパン/株式会社UTP/株式会社オモロー

◆講演実績(敬称略)
(公財)東京都中小企業振興公社/東京大学/株式会社ポーラ/株式会社サイバーエージェント/株式会社マイナビ/ベストオブミス新潟/株式会社Schoo/株式会社エディターキャンプ/東京商工会議所/草津商工会議所/久喜市商工会/石岡商工会議所 青年部(石岡YEG)/秋田県信用保証協会/リバーサイド千秋/NU茶屋町/港南台バーズ/紙屋町シャレオなど

■仕事で訪れた都道府県 (47分の14)
・秋田・新潟・東京・神奈川・愛知・大阪・滋賀・広島・福岡⁡・長野・埼玉・千葉・群馬・茨城

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第2,4月曜日の22:00に配信
【開封率60%超えの有料級メールマガジン】広告費を0円でSNS集客・女性集客を実現するPR戦略

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