消費行動を通して社会を動かしているのは〝女性〟
そんなことを耳にしたり、肌で感じている方は多いです。

弊社(PR NET Co.)でも、一見男性向けのサービスでも
「奥さんに納得をしてもらわない男は購入しないから、女性の心を動かすことは大切ですよね」
というお話と、そのための施策をよくご相談いただきます。

お誕生日やクリスマスなどの記念日も女性の方が積極的ですし、
男性は女性にモテるために買い物をしますが、
女性は女性からオシャレだと思われるために買い物をします。

色彩認識能力では
男性が7色の色を認識することに対し、女性が認識できる色は29色あり、
その差は4倍以上で女性の方が細かく物を見るという結果も出ています。

個人的な思いとしてジェンダーレスな今の時代、
あまり「女性」「女性」と言うのはどうかと思います。

しかし、
現実を見た時に女性が消費を通して社会を動かしている真実はあるので
2024年の今、ビジネスをする私たちは女性の集客を学ぶ必要はあるのです。

その知識がある中で、女性集客を意識して発信をするべきか
発信者にそれぞれ選んでほしい。そんな想いでこの記事を書きます。

 

セールスライターに依頼をしても女性集客ができない理由

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「女性を集客したい」

そう願って、セールスコピーライターに依頼をしても
男性をターゲットにしたときよりも成果が出ない…ということは決してまれな現象ではありません。

特に、書き手が男性であればなおさらです。

依頼主のあなたが男性であれば「いい!」と思った文章でも、
いざ広告として使ってみると「あれ?」という成果になってしまうかもしれません。

ノウハウを熟知していても感覚がズレてしまうことは、決して珍しくはないことです。

 

では、なぜこんなことが起きてしまうのでしょうか。
もちろん同じ女性でも個々人の価値観は異なりますし、
論理の得意・不得意は人によってあります。

そうした前提があっても、
この世に男女の違いを理解しましょうという書籍やYouTube番組は多数あります。

それくらい男女の感覚が違うという問題やニーズがあるから、
『男女脳戦略。——男にはデータを、女にはイメージを売れ』(著者:メンタリスト Daigo)

『察しない男 説明しない女 男に通じる話し方 女に伝わる話し方』(著者:五百田達成)

『話を聞かない男、地図が読めない女』(著者:アラン・ピーズ、バーバラ・ピーズ)
が存在するのです。

心理学の世界、特に恋愛の世界では常識のように男女の違いが取り上げられますが
マーケティング業界ではまだまだ男女の違いを意識されていません

けれど人は論理ではなく感情で好きになります。
この男女の感情の違いを無視して、男性に有効なノウハウでマーケティングをしたところで、

女性の心を動かすことはできないのです。

 

SNSで女性集客をするための掟

競争心を煽るのはナンセンス。女性には◯◯の方が大切な理由

ところでみなさんは子供の頃に何をして遊んでいましたか?
また、周りの友人や兄弟、それぞれ男女別にどんなことをして遊んでいる人が多かったでしょうか。

傾向としては
男子:戦闘ゲーム
女子:おままごと
があったと思います。

実際に私の周りでも、男の子は遊戯王のカードゲームやベーゴマをしたり、対戦型のゲームも流行っていました。
しかし女の子は、おままごとをして、人によってはママのお化粧台からコスメを使ったなんてことも…!

子供の頃のなんの計算もなく自由なときから、
男の子は対戦をしてひとつひとつクリアして1番強くてカッコイイヒーローになることを願い、
女の子はみんなと仲良くしながらお姫様に憧れるのです。

このようなところからも、男性は幼少期から競争心があったという解釈ができますが、
果たして女性は競争心があるような遊びで一般的なものはあったでしょうか?

記憶をたどると…
答えはNoのはずなのです。

個人差はあるものの、大人になっても傾向としてそれは変わりません。
なので男性に伝えるように、競争心をかき立てることをしても意味がないのです。心を掴むどころか離します。

それよりも周りに協調し、共感することを大切に育っているケースがほとんどなのです。
ゆえに、ビジネス界や政治界でのリーダーも女性の方が必然的に少なくなってしまうのではないでしょうか。

 

女子会から分析をする女性の購買行動ニーズとは?

「女子会」という言葉はあっても
「男子会」はおまけのようにできたようなもので、ほとんど耳にしません。

実際に飲食店のネット予約で利用目的に
「女子会」はあっても「男子会」は見かけないのが一般的です。

では、なぜ女子会があるのか考えてみたことはあるでしょうか?
ここに女性の購買行動ニーズが隠されています。

女子会とはWikipediaによると
「女子会(じょしかい)は、主に女性だけで飲食店などで集会を開き、女性だけで話をする宴会のこと。
下ネタや悪口など男性がいると話しにくいことがあっても
女性だけだとストレス発散やそのまま話ができる、という点がメリットとして広まり定着した。」

と記載されていますが、昨今、悪口などのネガティブな話ではなく、
ホテルでアフタヌーンティーをしながら優雅な時間を過ごす女子会
Instagramのブームと比例をして広がっています。

また、泳がないナイトプールも行列ができるパンケーキをはじめとしたスイーツ会も女性に大人気!

男性からすると、ある料理やスイーツに
「その量に対してこの値段?」とつっこみどころが満載のカフェやレストランでも
オシャレな場所代と見た目が美しいお料理やスイーツに投資をする女性が存在するのです。

もはや女子会はストレス発散の会ではなく、
まさに幼少期に憧れたお姫様になる心理が働いているのではないでしょうか。

憧れの女性像に近づくために、いつも頑張っている〝自分へのご褒美〟になるものへお金を使うのです。
そこに競争は関係ありません。

自分がなりたい自分になるために、自分を大切にもてなすために、
お金を使ってその経験や時間を味わいに行ったり、商品を購入したりするのです。

男性がスペックや社会的な評価を中心にお金を使うことに対し、
女性は憧れの自分に近づくためにお金を使う傾向があることを覚えておきましょう。

冒頭にお伝えをした、
『男性は女性にモテるために買い物をしますが、女性は女性からオシャレだと思われるために買い物をします。』
というのも、まさにこの傾向の現れと言えるでしょう。

 

億を売り上げるセールスライターでも、女性向けの商品が売れない理由

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Web集客は一言で括られがちですが、その画面の先にいるのは「人」です。

そのため、非常に優秀で億単位を売り上げても、
何百万個とセールスをしたセールスコピーを書いている男性のセールスライターさんであっても、
その方が女性の自分磨きや自己投資に関して
「そこにお金を使うのは…なんで?」
と思っていては、女性に売れるものは書けません。

もちろん、女性が集まるように表現するのも難しいでしょう。

高級ブランドのカフェで
スイーツとドリンク一杯に5,000円を支払うことに対して
「5,000円あれば有名な料理人のランチが食べられるのに…」
ではないのです。

その空間にいる時間、その空間を楽しんでいる自分に喜びを感じる。
サービスが無形であっても、コスパが悪いと言われても
どちらの価値観がいい・悪いではなく、子供の頃から育んでいる価値観なのです。

 

【価格競争の対策】女性のお客様に価値で選ばれる方程式

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女性の購買心理を掻き立てる第一印象とは

女性が届けたいお客様である以上、
必ずと言っても過言ではないほど、やるべきことがあります。

それは〝世界観を作っていくこと〟です。

極端な事例ですが、CHANELさんのシックでエレガントな雰囲気が好きな女性が
リップを買いに、デパートに行ったはずなのに
CHANELさんのブランドにJILLSTUARTさんのような
パステルカラーでキラキラとした可愛いコスメが置いてあったら
どのように感じるでしょうか?

どちらがいい・悪いではなく、CHANELファンの女性であれば
「え!?」
と驚いてしまうでしょう。

驚くくらいならまだいいのですが、
「世界観が違うなら他のブランドにしよう。」
と思ってしまう可能性が十分にあり得ます。

今までのCHANELさんのリップより保湿成分が高まっていても
好きだった世界観の違和感の突然の変更は
「機能以前の問題」と思われてしまいかねません。

それくらいブランドイメージは非常に大切です。

女性は自分のご褒美としてお買い物をするときに
特にときめく気持ちを大切にしながらお買い物をすので、
世界観のセレクトと統一は勝負の鍵を大きく握ると思います。

思い切って世界観を変えることは、事業をする中で必要なタイミングもあるでしょう。

しかし、むやみやたらに
・同業の上手くいっている人を参考に、見よう見まねで世界観を突然変える
はもちろん、
・そもそも世界観ができていない
も早急に解決するべき課題です。

 

私は大した実績もなければ
人脈もお金もほとんどなかった20代前半の頃、
女子大生から25歳の女性が集まるイベントやお茶会を何十回と開催しました。

そのときにまず始めたのが、SNSや資料などの世界観作りです。

当時は私もまだ20代前半から半ばだったので、
まさにJILLSTUARTさんが大好きでそんなイメージの世界観で作っていました。

すると同じような雰囲気が好きな人が集まってくれて
結果として人が集まることを何十回もできたので、集客講師のお仕事に繋がりました。

世界観の作り方については、以下のLINE公式登録でプレゼントをしています。

LINE公式.jpg

 

女性集客で大切な2つのポイントは「共感」と◯◯◯

・女性へのセールスをしたい
・女性の集客をしたい
ならば、女性向けのサービス提供の経験数とコミュニケーションの数の双方が重宝します。

たとえWeb上であっても、いや、顔が見えず雰囲気が直接伝わらないWebだからこそ、
信頼関係を築ける伝え方や見せ方は重要です。

・どんな言葉に響くのか?
・どんな言葉でアクションをしたくなるのか?
・どんな言葉では信頼関係を損なってしまうのか。

これらを日々、ブラシュアップし続け、実際に女性向けのマーケティングをし続けているからこそ
提供できるもの、表現できるものがあるのです。

女性の集客をするため、もしくはセールスするためには
SNS・Web上であっても信頼関係が欠かせません。

そのために大切なことが
1、共感する文章を書くこと
2、本来のあなたはこんなに素敵です!と未来の可能性を伝えること
という2つの傾向があります。

 

共感する文章を書くこと

前者は誰しもが自分と同じことを思っている人に安心感を抱きやすいですよね。

多くの人は
「あなたの意見は違う!」と批判されるより
「あなたの意見、わかりますよ」と言ってもらえた方が嬉しいからです。

ここでさらにポイントなのは、届けたい相手が「もや~」っと思っていることを言語化することす。

人は自分が意識できていることと、意識できていないことの割合は諸説ありますが、
心理学者フロイトの理論によると、無意識は人の心理活動の大部分を占めていると言われています。

顕在意識と潜在意識の割合は5%:95%と言う人もいるくらいで、
正確な数字は定かではないですが、
意識できていることの方が圧倒的に少ないのです。

なので、
「似ている感覚を持っている」=共感 以上に
「こんなことが言いたかった!」=共感+発見
があるとさらに心を掴まれるのです。

 

 

本来のあなたはこんなに素敵です!と未来の可能性を伝えること

後者の事例として顕著なのが
住宅のモデルルームが清潔感があって綺麗だったり
美味しい食品のTVCMが、綺麗なキッチンで作られているものだったり。

CMを打つようなエステでのダイエットも
きらびやかでシャンデリアのあるラグジュアリーなラウンジに美しい女性がいますよね。

私自身の体験ですが、友人が関わっているエステのPR事業で
どうしても行ってほしいと依頼を受けて大手のチェーン店へ訪れた時のこと。

体に当てられた痩身マシーンはかなり痛く、
「これ、何の罰ゲーム??(こんなに痛くて本当に痩せるの?)
あの綺麗なパンフレットやラウンジは幻想なような・・」
と思ったことが今でも強烈に記憶に残っています。

※ここでお伝えしたいのは、エステの痩身マシーンがよくないのではなく
(たまたま行ったところがそうだっただけかもしれないですし)
痩せて美しい女性になる と煌びやかなPRをしているのに対し、
現実はとにかく痛くて過酷!というギャップがあったということです。

しかしとにかく痛くて過酷!を伝えてしまっては人は来ないので、
「本来のあなたはこんなに素敵です!」
「この美しい空間になれるあなたになれます」
と伝えるんだな、と学んだ事例です。

このように私たちの身近なところでも、慌ただしい日常ではなく
「本来のあなたはこんなに素敵です!」というメッセージが潜められているのです。

ポイントは、今の相手を全てを否定しないことです。

女性集客以前に、人と人とのコミュニケーションにおいても同じくらい大切ですが、

「今のあなたのすべてがダメなのではなく、
 今のあなたは、◯◯が要因で、そこを◇◇で変えれば
本当はこんなふうに人生を送れるんですよ。」
と伝えることが、心に寄り添った言葉として投稿することが鍵になります。

 

お客様がお金をお支払いしよう!と思う心理の背景とは?

さて、第一印象で「この人の世界観、素敵だな^^」と思っていただき、ひとつ目の壁を突破したとします。

次にご決心をいただくのには、
〝お客様の期待値を超える〟ということが必須になります。

お客様が感じた価値−事前期待値=お客様の満足度
つまりマーケティングの式を出すと
『お客様が感じた価値−事前期待値=お客様の満足度』です。

お洋服が欲しくて、自分で選べるお洋服を買うなら
それは100−100=0です。

でもプロのファッションアドバイザーの方に、
普段自分では選ばないお洋服のご提案と、それが似合っている自分を鏡で目にしたときは
200-100=100 が満足度になるでしょう。

だからこそ、お客様のニーズを知ることは大事ですが、
期待値を超えるものを提供できるようになる必要があるのです。

そのためには常に自分が学んで行動をすることです。
失敗をしても、なぜ失敗をしたのか?が分かれば今後の糧になります。

なので私も、PRノウハウを磨くべく、どんどんインプットとアウトプットをして
実践を何度も何度も行い、机上の空論ではなく実践ベースのノウハウをお伝えしています。

 

また、自分の見える視界をもっと広げるために自己投資もしています。
この情報化社会では、『お客様が感じた価値』をいかに上げることができるかがとても大切なのだと実感しています。

そのためには『お客様が感じた価値』を磨ける体験や経験に投資をすることです。

私の場合は美術館鑑賞や芸術作品に触れることで、
美しいものに心を癒されることもあれば
「なぜこの作品が評価されているのか?」の背景を知ることによって
より大きな学びや気づきを得ることもあります。

また、美食巡りも行うことで、
一流と言われているところはどのような時間や空間を提供しているのか?
からも学ぶことができます。

・世界観をプランニングして行うこと
・共感する文章を書くこと(特に「それが言いたかった!」を言語化すること)
・本来のお客様の〝未来の可能性〟を伝えること
・お客様が感じた価値−事前期待値=お客様の満足度を意識すること

これらができれば、
価格ではなく価値で選ばれることにグッと近づきます。

 

集客できない人の8割は、実は集客をしていない

「日々コツコツと発信をしているのに、なんで私の投稿には反応がないんだろう・・」
「いいね!はついているのに、集客となると…できない!」
そう思いモヤモヤする人は決して少なくありません。

ビジネスは特に集客が難しく、
8割の人は集客に困っているという情報も耳にしたことがあります

が、もし仮に8割の方が困っていたとしてもできることなら抜け出したいですよね。
私も「はじめから集客ができた!」なんていうことはありませんでした。
初めてのイベントは集客0名。

大学4年時に仲間たちと創業ベンチャーのような学生団体を行い
学生団体でありながらも、企業さんから何十万、何百万という単位でお金をいただき
新宿にコワーキングスペースを経営していたのです。

しかも高島屋から徒歩1分の好立地に、それなりに広さなので、家賃もそこそこしました。

今更だからこそ書けるのですが、集客の経験もなく、
「企業さんから大切なお金をいただいている」という自覚が希薄だった私は、
なんとなく友人に声をかけて断られる。

そんなどうしようもないマインドと状況でした。
当時の仲間には申し訳ないのですが、つまり本気になっていなかったんですよね。

しかし仲間に
「このコワーキングスペースに学生が集まらなければ、
企業さんからお金をもういただけないから、来年はなくなるよ。だからもっとしっかりやって。」
とお叱り受けたのは、10年ほど経った今でも覚えています。

まさかこの時、5年後に集客を指導する側になっているとは夢にも思いませんでした。

そのときの私ときたら、集客が嫌いでたまらなかったからです。
そこですぐには上手くいかなかったのですが、たくさん失敗をしながら積み重ねてきました。

 

「集客って嫌だ」と思うときにするべきマインドチェンジ

学生時代に「集客が嫌い」から「集客ってなんか楽しいかも!」とシフトできた経験があります。

それはコンテンツを私自身が100%、「この企画はいい!」「楽そう!」というものにしました。
今になってみれば当たり前ですが、自分が「これは嫌だな」と思うものって売れませんよね。

例えば私の場合はジャンクフードとラーメンが嫌いな食べ物なのですが、
ラーメン屋さんのPRはなかなか難しいです。

商品が悪くなくても(むしろ良くても)
自分の感情が前向きではなければ、なかなか売る気持ちになりません。

そして「これは嫌だな」まで思わなくても
「もっといいものがある気がするな」と思うものも、売れないのではないでしょうか?

だからこそ
「この企画(商品・サービス)はいい!」「楽そう!」
と思うような自分自身もワクワクするものをオススメすることです

サービスによっては楽しみよりも
「これを知っていれば、損失を減らせる」というようなリスク回避もありますね。

いずれにしても「この企画・商品・サービスはいい!」
と思い、自信を持って勧めることが重要だと思います。

そのほうがトークや文章が鮮明になり、魅力が伝わるからです。

ちなみに私は学生時代に、
自分でイベントの全てを行うことに自信がありませんでした。

そこで「素敵だな」と思う、年上の女性の方々に協力を経てイベントをすることにしたのです。
大学4年生の頃にはほんの一学生だったので、私が「夢を叶える方法」なんて言っても説得力がありません。

でも、自分が素敵だなと思う大人の女性に
「どうやって今の◯◯さん(仮にAさん)になったのか、女子大生にメッセージを伝えていただけませんか?」
とお願いをしました。

すると周りを誘うときに、私はAさんの魅力を話せばいいので自然と友人たちも興味を持ってくれました。

ここでのポイントは
・自分が100%自信を持っていいと思う商品、サービスを勧める
・もしまだ自信が持てない場合は、信頼できる人・素敵だなと思う人の手を借りてコラボで行ってみる
です。

 

集客できる人は目先の利益で儲けようとせず〝信頼〟にフォーカスをする

大学4年時はビジネスのかじりかけだったのですが、なかなかインプットをしてもアウトプットができていませんでした。しかしこの時の私は、コワーキングスペースの仲間たちのおかげで、イベントを無料で行っていたのですがこれが功を奏しました。

たまたまいた環境が偶然にも、
コワーキングスペースは企業さんがお金を払ってくださっていて
(その代わり「優秀な学生と繋いでね」ということへお返しをするのが私たちの仕事)
イベントで儲ける必要がありませんでした。

なので参加費を無料で行うと、同じ学生のみんなからは
「菜穂さんがやっているイベントは楽しいし、しかも無料!」
というイメージを持ってもらえて、これが信頼に繋がったのです。

この概念を「フロントエンド」と言います。

フロントエンドとは、
売りたい本命商品やサービスがあった上で、お客様と接点を持つきっかけになる商品・サービスです。

この時は「フロントエンドにしよう」とまで戦略を立てていたわけではないのですが、
学生時代に
・無料でイベントを行う→学生のみんなは参加をしやすい
・そのイベントが本当にいいイベント→上村の企画は楽しい!役に立つ!というイメージになる
ということが起こりました。

結果、イベントをすると「友達を連れてきました^^」と
周りの人に声をかけて一緒に来てくれたり

コワーキングスペースを卒業した後でも
ブランドがなく一人でイベントをやってみても
菜穂さんのイベントはいいものって信頼しているから行きますね!
と来てくれた人がたくさんいました。

この時は言語化できていなかったのですが、改めて思い返すと、
人は信頼している人のところに集まる本質がありますよね。

だからこそ、信頼してもらえるくらい、いいものを作り続けること、行い続けること。
この繰り返しが非常に重要だと思います。

いくら目標にしても私もまだまだ未熟なところがあるはずなので、
このことを頭にきざみ、今の自分にできることを行っています。)

そしてその中で、本当に価値を感じてくれた人は
値段が上がっても必ずその価値をわかってくれます。

 

【よくある誤解】「SNS発信をすれば人は集まる!」は非現実的

集客の相談を聞いていると、「発信しているのに集まらないです」というご相談が非常に多いです。
人は誰でも、もっとも関心があるのは自分なので
人の発信を真剣に見ている人は数が限られています。

集客ができる人ほど、「泥臭いことを積み重ねてきた」と口を揃えておっしゃいます。

私は以前、
「芸能人でもない限り、発信をすれば人が集まるなんてことはありません!」
と言っていたのですが、実は芸能人の人でさえ、それは夢のようなお話だったようです。

例えばタレントのゆうこすさんは著書『共感SNS』(P33)で、
Twitterフォロワーが2万人超えで元アイドル。

3,000円のイベントなので、100人規模のスペースを借りたときに
「人が集まるだろう!」と思っていたのに、その結果はなんと…3人だったと告白されています。

今のようなカリスマゆうこすさんの前の状態ではありますが、一般人ではないですし、
一般人だと仮定してもフォロワー数はかなり多い方ですよね。

それでも集客の施策をきちんと行わないと、結果として3,000円のイベントで3人しか集まらないのです。
芸能人の方でさえ、このような結果になるので、私たちが何も考えず、何も努力をせず、結果に結びつくわけがありません。

ではどうするべきなのか?
そのためのステップとして『集客のためにやるべきことを書き出すこと』です。

 

To Doリストを作るように、集客のためにやるべきことを書き出す

8年半ほど前ですが、お世話になっている経営者の方のおかげで
『人生設計女子会』を企画しました。
なんとその経営者の方がゲストで話してくださるだけではなく、
あと3人もゲストを呼んでくださるというのです。

この時に、
「講師料はいらないから、参加費を無料にして頑張って30人集めてみな^^」
と言ってくださったので、
「ゲストの皆さんにお時間をいただく以上、どうにかして集客をしなくては…!」
という気持ちでいっぱいです。

そこでやるべきことを書き始めました。例えば
・イベントの日までブログを毎日書く
・書いたブログをfacebookにシェアする(当時はInstagramをまだやっていなかったので)
これまで面識がある人でイベントに関心を持ってくれそうな人にメッセージを送る
・親しい友人には、周りへのお声がけを依頼する
など。

やることリストを書き出すと、集客をするためにできることはたくさんあって
自分が何をするべきか見えてくるのでおすすめです。
これらを地道に行っていくと、本当に30人以上の方にお集まりいただくことができました。

集客を上手くいかせている人は
必ずコツコツと地味なことを重ねています。

今はリアルイベントが減少しているので、
だいぶ外部イベントに行きにくいですが(そもそも開催も少ないですが)
交流会へ行き、人脈を広げたり、コミュニティに属したり。

SNSを毎日頑張って、試行錯誤しながら発信をして
フォロワーさんを増やし、フォロワーさんからファンになってもらい…

魔法のような一瞬で変わることは現実的ではないので、
「こうなったらいいな^^」とワクワクする気持ちを抱きながらも現実は直視しましょう。

 

どこにでもある情報ではなく「経験談」を伝えることができるか

発信をするときに「お役立ち情報を発信しましょう!」と指導する集客コンサルタントは非常に多いです。
そして私もその一人です。

発信の世界では、
・エンタメ系:企画が面白いもの
・癒し系:赤ちゃんや猫ちゃんなどのペット、可愛い女性の自撮りなど
・お役立ち情報系
が人にフォローされやすいコンテンツだからです。

そしてビジネスで大切なことはエンタメや癒し系もコンテンツによってはニーズがありますが
結果に直結しやすい「お役立ち情報を発信してください」とお伝えしています。

自分の知識をお伝えし
「この人はこんなことも知っているんだ!」
と思っていただくことは重要ですよね。

けれど同じようにお役立ち情報を発信して、集客できる人と集客できない人がいます。
その〝差〟とは…?

 

答えは
経験談として伝えているかどうか。

良質な知識はもちろん重要です。

しかし、今、私たちの身近にはスマートフォンもPCも当たり前に存在し
いつでもGoogleやYahooに聞けば答えてくれます。

つまり知識を持っていることは確かに素晴らしいけれど、
その知識を自分なりにどう試してみて、ときにはアレンジをして、
何が原因で失敗をしてしまったのか。何を変えたら上手くいったのか。

そのエピソードはあなただけのものなので、
GoogleやYahooに似たようなものはあっても同じものはかなりの高確率でありません。

もし、
「いつもいつも頑張ってお役立ち情報を発信をしているのになぜか集客ができない…」
とお悩みの時は今一度、GoogleYahooを自分でライバルにしてしまっていないか確認をしてみるといいと思います。

経験談を入れることによって、人間味が伝わります。人間味が伝わると安心しませんか?
お役立ち情報は大切ですが、情報だけだと知識の宝庫のGoogleYahooなどのAI役目です。

 

【SNS発信の本質】集客ができる経験談と集客ができない経験談の違い

経験談を書いているのに上手くいっていない…と言う人は
・リーチが少ない
・文章が実は読みにくい
SNS上の第一印象で損をしている
LPがない、伝わっていない
など。色々な原因が考えられます。

ここまでご一読をしてくださった方に、私が尊敬しているマーケターの方の言葉で
とても響いた一言をシェアします。

それは
読んでくれている相手が主役になるようにすること。
この前提がある上で、自分の経験談を入れて具体的にお伝えすることです。

実際に私もこの視点を入れたローンチに変えたところ、
10時間未満の準備作業で数百万円の売上に繋がりました。
視点を少し切り替えて、足し算や引き算をすることで
いくらでも反応を変えることができることを実感しました。

より詳しく知りたい方は個別コンサルティングをご受講いただけるのでお気軽にお申し込みください。

もしくはオンラインセミナーもご好評いただいています。

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ご参考になれば幸いです!

 

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上村菜穂 プロフィール

上村菜穂.jpg

株式会社PR NET 代表取締役

マーケティングの本質×SNSのトレンドを掛け合わせたSNSからの女性集客を専門としている。
14歳でメールマガジンを始め、8ヶ月で20,000人の登録を達成。当時の歴代最年少記録を保持。
2021年に株式会社PR NETを創設。
個人、法人の500以上のSNSを個別で指導。登壇は(公財)東京都中小企業振興公社、東京大学、楽天、ロート製薬、ダイハツ工業、東芝テック、POLA、サイバーエージェント、商工会議所、新潟のミスユニバース・ファイナリスト(敬称略)など、全国で延べ12,800名の方へ行っている。

経歴
14歳でメールマガジンを始め、8ヶ月で20,000人の登録を達成。当時の歴代最年少記録を樹立。
大学4年次に新宿にて月間2,000名以上が来場するフリースペース『賢者屋』を創業メンバーとして立ち上げ、初代副代表を務める。同施設内で女子大生を対象に将来を考える企画『なでしこ大学』を運営。

2015年、建築系の大学院を中退し、個人事業主のライターとして独立。
日刊ゲンダイの『コクハク』、東急グループ『ゴルマガ』、株式会社ネオキャリア『起業サプリジャーナル』、株式会社サイバーエージェントの月間500万PVを誇る『by.S』で執筆。

2017年、女性起業家向けにSNS集客セミナーやInstagram集客セミナーを行い、個人のHPとSNSで集客講師の活動を開始。SNSやマーケティングの専門用語をわかりやすく伝え、具体的な実践方法が好評を集め、全国の大手・中小企業、商工会議所・商工会・青年部、ミスユニバースでも講演を行う。

2021年、株式会社PR NETを創設し、代表取締役に就任。
主に『研修・講演事業』『個別コンサルティング』『SNSの運用代行』を行う。
研修・講演事業では延べ12,800名以上、個別の指導は個人・法人で累計500アカウント以上。運用代行では0から立ち上げたTikTokアカウントがフォロー、いいね周り、広告なしの運用で、2年間でフォロワー数6万人を達成。
近年はSNS×AI×Webマーケティングで中小企業の支援をしている。

◆研修実績(敬称略)
ダイハツ工業株式会社/楽天株式会社/東芝テック株式会社/株式会社ロート製薬/株式会社キャリアカレッジジャパン/株式会社UTP/株式会社オモロー

◆講演実績(敬称略)
(公財)東京都中小企業振興公社/東京大学/株式会社ポーラ/株式会社サイバーエージェント/株式会社マイナビ/ベストオブミス新潟/株式会社Schoo/株式会社エディターキャンプ/東京商工会議所/草津商工会議所/久喜市商工会/石岡商工会議所 青年部(石岡YEG)/秋田県信用保証協会/リバーサイド千秋/NU茶屋町/港南台バーズ/紙屋町シャレオなど

■仕事で訪れた都道府県 (47分の14)
・秋田・新潟・東京・神奈川・愛知・大阪・滋賀・広島・福岡⁡・長野・埼玉・千葉・群馬・茨城

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