執筆:上村菜穂(株式会社PR NET 代表取締役|大手企業・公的機関で延べ15,000名以上にSNS研修を実施)
愛される人気者の特徴は、生まれ持った才能ではなく、日々の姿勢の積み重ねです。人が集まる人を思い浮かべてみると、①人を大切にする ②愛想がよくコミュニケーションが取れる ③人と人を繋ぐのが上手い ④与えることが上手い、という4つが共通しています。
そしてこの4つは、直接お会いする場面だけの話ではありません。画面の向こう、SNSの上でもまったく同じように働いています。
- 人が集まる人に共通する4つの特徴
- 「紹介される人」と「紹介されない人」を分けているもの
- その4つが、SNSの発信でも同じように働いている理由
「あの人は毎日が楽しそうだな」
という印象がある人は、好きなことに夢中になっていることのほかに、〝人が集まってくる〟という共通点がありませんか。
人間関係が円滑にいくことほど、人生を楽しめることはないと思います。そしてそれが幸せに繋がります。
自分ひとりで物事を進めるのには限界がある中、仕事もプライベートも上手くいっている人は人間関係に恵まれていることが多いですよね。
少ない人数だとしても付き合いの質を高め合うことに変わる安心感はないと思うのですが、それ以前に素敵な出会いに恵まれる、繋がりのきっかけが多い方がチャンスも多いのではないでしょうか。
なので今回は、自分の身の周りにいる人気者の人たちを思い浮かべながら「人が集まる人の特徴とは?」と考えてみました。
好かれる人は率先して、まずは人を大切にする

これが一番重要であり、かつ欠かせない要素ですよね。
例えば相手を思いやって、何を望んでいるのか、どうしたら喜んでくれるのかを考えることです。
または約束を守ったり、万が一守れそうにないときはきちんとした謝罪の姿勢を持つなど。
約束に関して難しいのが、先着順か優先順位かというところですが。
以前お会いした、成功していそうな会長さんが(とは言っても、学生の無知なときだったので、お金の数字以外にあまり見極める能力が私になかったのですが)
「俺は絶対に先着順で約束を守るよ。例えどんなに大きな案件であっても、君との約束が先ならそれを優先する。」
とサラリと言っていてかっこいいなと当時は思ったものですが、おそらくこういう考え方の方は少数派かと。
今の私が思う個人的な見解は、やはり優先順位ですね。優先していただけることは誰でも嬉しいと思うのですが、それによってチャンスを逃してほしくないし、結果本人が一番幸せな方に進んでほしいので。
ただこのときに謝る姿勢がひとつの思いやりとなり、大切なのではないでしょうか。
コミュニケーション能力が高く、愛想がいい人

具体的に言うと、話すことが面白くて場を制するくらいのトーク力があるか、もしくは聞き上手で、相手の目をしっかりと見るアイコンタクトができたり、相槌が上手いなど。
コミュニケーション能力はキャッチボールが鍵なので、いずれもできるのが最も好ましいかと思われます。
また、愛想に関しては、よくなくても深い関係になるといい人は多いのですが、今回のテーマが「人が集まる」ということなので愛想のよさは大事ですよね。
人の話を笑顔で聞き、会話ができるという特徴に加えてポジティブな考え方ができるのも愛想に繋がります。
悲しいときや辛いときの無理した笑顔ではなく、心から笑えている笑顔こそ、愛想がいいという印象を感じていただけます。
人と人を繋ぐことが上手い人

例え自分が居合わせないとしても、人が集まる人は他者を繋げるのが上手い傾向があります。
それは、他者を繋ぐためにはある2つの能力が必要であるからなのだと感じました。
ひとつめは、他己紹介のT-up力
なぜなら知らない人に「会ってみたい」と思わせることができるくらい、相手のことをよく見ていて、尚且つ長所をプレゼンテーションできるというのはとても重要な要素。
例えば「◯◯さんから□□と聞いていて、会いたいと思っていました」なんて言われたときは嬉しくないでしょうか。
特に□□が自分の実績にプラスをして、人間性にまで触れてくれているときや、「そんなことも覚えていてくれたの?」というエピソードだったりしたとき。
そして同時に、自分の見ず知らずのところで、自分の長所を言ってくれた◯◯さんに感謝をするのです。
ふたつめは、信頼関係
人に紹介されやすい人は、基本的に紹介者と信頼関係が多少はできています。
個人的には紹介ほど、信頼関係を表した〝行動〟はないと思います。口でいいことを言うのは誰でもできます。
けれど、あなたが信頼をしていない人を紹介し、もう一方へ不快な思いをさせてしまったら、また別の人を紹介したいときの場合。
「あなたの紹介は大丈夫ですか?」と疑われてしまったり、
「あなたの紹介には会いません」となってしまうのです。
結果、もしかしたら次に繋げたい人の機会損失になりかねません。
なので私も、自分が信頼している人には絶対に信頼している人を紹介しますし、大切な方が繋げてくれた人は、大切にしたいと心から思います。
よって、他者を繋げることができる人は色々な人と信頼関係を結べていて、それによって人が集まるというサイクルになるのです。
愛される量に比例。人に与えることが上手い人

人の親切さに触れたときは、幸せな気持ちになりませんか。「この人がこれくらいしてくれたのだから自分も何か恩返しをしよう」という気持ちが湧いてくるはずです。
けれど、その与えていただいた瞬間に恩返しをすることはなかなか難しいと思います。
だからこそビジネスが実在をし、与えられたもの(正しくは購入したもの、という場合が通常ですが)その対価としてお金を支払い、あなたがリピーターにならなければ関係はその場限りです。
人に与えていただくときは、物質的なものではなく、もっと本質的な精神的なものが多いかと思うのですが。
例えば、突然のサプライズや、辛いときの支えなど、そういうものはその場で恩返しはできないことが多いはずです。
自分が成長をして結果を出して、次の世代に恩送りをしたり。
その場で恩返しができないからこそ、定期的に連絡をしたり、些細なものでも何かプラスになったらなと与える(恩返ししたくなる)ので、結果として関係が持続しやすいのではないでしょうか。
そして、与えるのが上手い人は、色々な人に相手の喜ぶことを自然とできているので、感謝をされ、「また会いたい」と相手に思われ、結果として人が集まっているように感じます。
また、こういう人に限って、人に与えている自覚がなく自然体な傾向があり、与えていることによってその人自身も幸せそうな感覚です。その雰囲気が居心地のよさにも繋がるかもしれませんね。
これに加えて細かいことは色々ありますが、主に共通事項として浮かぶのはこの4つです。
みなさんの周りの人気者の方はどのような方でしょうか。「人気者になりたい」「人が集まる自分になりたい」と感じる人は、できそうなことから参考にしていただけたら嬉しいです。
ただ、人気者と、大切な人をすごく大切にできることは必ずしもイコールではなく、大切な人を大切にできる自分であることほど価値があり幸せなことだと感じています。
この4つは、画面の向こうでも同じように働いています
ここまで挙げた4つは、直接お会いできる場面での話のように見えるかもしれません。
けれど実は、SNSの上でも同じことが起きているのです。
相手の言葉を覚えていること。心から笑えている表情。人と人をつなげること。先に与えること。
会ったことのない相手であっても、投稿の一文や、コメントへの返し方から、読者さんはそれをきちんと感じ取っています。
だからこそ、フォロワーを増やす方法を探す前に、この4つが土台になるのではないでしょうか。
「何を投稿するか」よりも先に、「どんな人として受け取られているか」。それを整えていくことが、ブランディングなのです。
マーケティングの本質×SNSのトレンドを掛け合わせた、SNSからの女性集客を専門としている。14歳でメールマガジンを始め、8ヶ月で20,000人の登録を達成(当時の歴代最年少記録)。個人・法人の500件以上のSNSアカウントを個別に指導。これまでの登壇・研修先は、ダイハツ工業・東芝テック・ロート製薬・POLA・楽天大学(楽天グループ)・東京大学・東京都中小企業振興公社・各地商工会議所など。全国で延べ15,000名以上へ講演・研修を実施している。