昨日は東大の学園祭でパネラーとして少しだけお話しをさせていただいて、
自分を振り返るとてもいい機会になりました。
なぜなら「自分自身がどう教育と向き合っているのか。」を真剣に考えることができたからです。
まだまだ未熟ではあるからこそ、日々模索をして失敗しながらも前に、ときには後ろに、そして前に進む。
(お話させていただいたのはこちらのイベント)
『教育のできない人は起業を諦めなさい』
↑多分、後輩を見て笑っている写真(笑)
↑休憩前後ですが、参加者の方は120名席が埋まり、立ち見の方々も。
私が〝教育〟というものに本気で向き合ったことで、変わったことは
「安易にYesと言わないこと。 中途半端なYesは後で相手を傷付ける。」
ということです。
教育は人が相手なので、
人間関係の価値観が反映されるのだとも気が付きました。
自分が真剣に人に教えることをして、
そのときできることを努めたつもりの中で、
相手が思ったように成長できていないと自分の実力のなさを感じることもある。
けれどそれでもついてきてくれるので何度か教えると、相手に対して情を感じます。
それは友人というフェアな関係ではなく、上下関係がある中で教えてみて初めてわかったことなのですが、
相手を大切に感じれば感じるほど、
「どうしたら◯◯ちゃんが一番、将来にとってプラスになったと思えるんだろう?」
それと同時に
「どうしたら◯◯ちゃんがこの環境をいいと思ってくれるんだろう?」
と考えてみるものの、その子の得意なことや好きなことを任せてみても上手くいかないこともよくありました。
※特にビジョンで巻き込んでいないときに、こういうことが起こりやすく、
どのくらいの時間かは何とも言えないけれど、仕事でなければ半年も続かないです。
(私の経験談より)
人に教わっているときは
相手の方が私にとってベストなものを、
距離が近ければ近いほど差し出してくださっていたなと過去を振り返ってそう感じました。
私の不甲斐なさから、そうして応援してくださっていた方を裏切ってしまったことを、
人にされてからようやく心から反省をしてもう一度改めて謝罪文を送らせていただいたこともありました。
もちろん、当時も「申し訳ないな」とは思ったけど、一度自分がされる側になるともっともっと重いものだったと知ったのです。
だから人と一緒に活動をするということは、
一人でやることとは違う孤独感を感じるのだと知りました。
一人って案外、孤独ではない。
自分が個でプレイヤーをしていると、相手への情はチームでやるときより少ないので
人が離れても「そうなんだ。また頑張ろう」とあっさり感じます。
もちろん、「なにが悪かったんだろう?」と反省はするのですが。
けれどチームとなると、人が離れるときの虚しさはなかなか大きかった。
〝去る人は追わない〟
相手の人生は相手のものなので、
私は追わないと決めているから、追った経験はないけれど
やはり虚しさというのは重く自分にのしかかる。
自分の能力の低さも実感する。痛感する。
「やっぱり私はその程度しか提供できなかったんだな。」
「もっとああやって動けばよかったのかな。」
「いつになったら本当に人の力になれるんだろう?」
相手を責めることを避けることの替えとして
自分を責めて勝手に傷付く。
教育とは孤独というリスクが付き纏うものだ。
そう、思いました。
だからせめて、
自分は人に同じことをできる限りしないようにしよう。
そのための対策としてできること…
それは自分のビジョンや目標を明確にし、
そこに対して必要なものを優先付ける。
各分野で師匠はひとり。
そしてどの分野を優先するのか。優先順位をつけること。
だからちょっとの「いいな」でokするのではなく
きちんと考えて「好き・嫌い」の感情論と「損得」の論理のいずれもを冷静に考えること、
分析をすることが必要なのだと思っています。
今後も私は、もっともっと教育という能力を高めていく必要があるし、
なにより自分自身も高めていきたいと思っています。
けれどこの約1年間、
人生設計女子会を始める前の準備から人に何かを教えること。
自分が動かないで、人に任せること。
を少しずつでも挑戦してきて、本当によかったです。
きっとこれからも〝本気〟で関わる中で上手くいかないことだらけだろうけど、
本気にならないと得られるものは少ないはずです。絶対に。
大事な人・ものには本気でぶつかって、
それで失敗しても、ゴール地点は諦めない気持ちは忘れず、
けれど人は追わないことを続けて
そのときにまた自分を改善し直せる人生にしたいなと思いました。
このような機会をくださった運営のみなさん、参加者のみなさんも
本当にありがとうございました!^^
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