先週、12/6(水)公認会計士会館にて
マイナビさん主催の女子大生向けキャリアイベント
『F つよく、やさしく、私らしく』
で講演させていただいてきました。
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このイベントは
1部で公認会計士であり、ロールモデルとなるくらい自分の人生を切り拓いている平林亮子さんと後藤さおりさんによるパネルディスカッションからスタート。
ファシリテーターは家族留学プログラムをしているmanmaの越智さん(大4)が見事な切り口で質問をしていて、
公認会計士のお二方が「こうありたい」という明確な目標を持ち、
努力をするべきところで努力をし、
楽しむところは楽しんでいるお話が盛りだくさん。
公認会計士という士業を持ち、イキイキと人生を生きているお二方を見て
文章では書ききれないほどの刺激というか
・専門の仕事に誇りを持っている面
・大変なこと、難しそうなことも含めて「まぁこれが好きだからなったんだけどね」と言うほど楽しみながら努力をし続けている点
・高収入だからこそ「選択肢がたくさんある人生」と伝えていた点(お金のその先のことまで学生に伝えていたこと)
のお姿に一言でまとめると、
人としてとてもカッコイイなと思いました。
↑ 画像はキャリアパークさんより引用
2部は私が「人生設計」をテーマに
女子大生のうちに考えてほしいことのほんの一部の人生設計をお伝えさせていただきました。
そしてこの機会に、2年ちょっと前にお世話になっている経営者の方のプッシュもあり、
「そもそもなぜ人生設計の女子会をやろう!」
なんて思ったんだろうと振り返ってみました。
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↑イベント時のグループワーク中の様子
フリーランスになる準備をする女子大生だった頃の自分と比較をすると
戦略力は格段に上がっているにも関わらず
私の周りの環境は驚くくらい戦略が得意な人がたくさんいて、
つい先日もふと
「私はなんてまだまだ戦略が苦手なんだろう」
と思ったほど。
「戦略」「設計」「逆算」
とまぁ男性が得意そうなことを、
もしかしたら一般的にはちょっとできるかもしれないけれど
自分でビジネスを起こす人の中ではまだまだの分野。
けれどそれでも
人生を設計してほしい、と思う理由はどこにあったのか。
と考えると答えはふと
「人生はなんとかなる!だけではなんとかならないことが多いから」
「再現性のないことをして一時はよくなっても、それは本物ではないから」
というところに行き着いたのです。
前者・後者いずれに関しても、
その価値観になれたのは中学時代の途中から大学時代まで体育会に所属してやっていた陸上競技が大きかったと思い出したのです。
まず中学3年の途中から陸上競技部に所属をし、
長距離走を走っていました。
高校受験もなかったので、
高校生になったくらいから人生で初めて〝努力をする〟ということをしましたが、スランプにも初めて陥りました。
そもそも努力をしていないと、スランプという概念すら生まれないのだということをこのときに学んだ気がします。
詳しくは独立したときのブログに書いたのですが、
「3回できたときが本物」
と高校のときにコーチに教えていただいたり、
フリーランスとして自営業になる上でも
「1は運で2は努力。3が実力。
だから3回できてようやく自分のもの。」
という言葉をいただきました。
確かにたまたまできてしまうのは運でしかなくて、
運だと不確定要素があまりに多い。
教育でも人に教えられないので広がらない、
長期的な目線でも、いい流れがいつ終わってしまうかわからないことから
ビジネスだと〝力になりたい人の力になり続けること〟が限りなく低いのではないかと思います。
あとは「なんとかなる」でなんとかなるほど人生は甘くないということも陸上が教えてくれました。
それは競技の特性上
- 個人競技
- 道具を使わない(強いて言えばスパイク)
というシンプルな競技だからこそ
競技中は「たまたまできた」が限りなく少ないものでした。
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特に大学は女性が長距離に入部できないという理由で
サークルを薦められたのに
「なんとかなる」と思って短距離に入部しました。
しかし結果を出すためには考え方と行動のいずれもが大切で、
今振り返ればなぜ結果が出なかったのかすぐにわかるのですが、
当時の自分には全くわかりませんでした。
高校時代と同様、大学時代も相当、努力・努力・努力でしたが
(詳しく書くと本題までいくのに文字数がかなりかかるので割愛)
「ただ頑張っただけではなんとかならない」
ということを学びました。
陸上を通したこれらの経験から得たものは多いです。
人生で初めて、努力というものを知ったし、
スランプも経験しました。
努力をしてもしてもしても
結果が出ないということも経験しました。
それ故、自己管理力(体力、時間)にはかなり自信があるし、
感情のコントロールは「できる!」というのに抵抗があるくらい
よく傷つくし、落ち込むけれど
切り替えがとーっても早くできる修復力(?)も身に付けました。
最近、この気持ちの切り替えが早いことが仕事でもプラスになっていて
本当に大きな一生ものの武器を身に付けたと思っています。
けれどひとつだけ大きなものも失っていて、
それはもう戻ってこなくて後悔してもしきれないものがあります。
それは「時間」です。
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例えば結果を出すために何が間違っていたのか
今ならわかるし潰していきたいけれど、あのときの時間は戻ってきません。
これは学生時代のひとつの経験ですんだといえばすんだのですが、
これが人生だとしたらものすごい損失ではないでしょうか。
(後悔しても仕方がないので、気がついたときから考えも行動も直す必要があると思うのですが)
だからこそ女子大生の方に、当日は私が知り得る範囲の社会の情報をお伝えして
「なんとかなる人もいるとは思うけれど、なんとかならなかったときに理想を諦めていいの?」
「そのための努力を今しなかったら本当に後悔しない?」
ということをお伝えさせていただきました。
それは最近はじめた女性起業家支援の方でも言えることで
SNSを使って起業している方に聞いていただきたいのは…
昨年とくにブームになった「月商7桁」というフレーズに憧れて
「3ヶ月後に私も月商7桁になります!」
と言って
「自分のマインドを上げるため」と高い経費(起業塾という名のマインド塾、ご褒美の範囲を超えて毎回のようにホテルでのお茶やランチ)だけ払っているのってもったいないと思います。
その先が、そういうことをしている自分に楽しさを感じるなら
他人の私がどう思っていても気にする必要ないと思うのですが、
もしそれが
「人のために◯◯したい」
「社会の◯◯の問題に取り組みたい」
と考えているなら…
社会のため、人のためという他者への想いやりやそういうビジョンをもっていることは素晴らしいことだから、形にしてほしいですし、
自分が納得するくらいまでやり続けてほしいと思うのです。
もちろん私もこれからも向上心があって利他的で決断力もある女性が
プライベートもキャリアでも自分らしくあれるようにサポートを頑張り続けたいので。
マインドを高めれば起業が成功するというのは一理あっても、もっとそれ以上に大事なことがあるし
「なんとかなる」でなんともならないということを見つめ直してほしいと思います。
なので最後の宣伝としては、
集客やPRに困っている方はビジネス戦略と絡めてお伝えするので
女性集客・メディアPRが得意でメディア広告業界10年の高橋みなさんと開催しているセミナーにお越しください^^
ということになるのですが(笑)
この記事を読んでくださった方が少しでも
「なんとかなる」で「なんとかならないから何をしよう?」と考えてくれると幸いです。
とは言え私もまだまだ戦略を詰めないといけないところがたくさんあるので、
これからも女性が自分らしいことを仕事にして豊かなライフスタイルを送る社会をつくるために走ります!^^
それにしても女性公認会計士さんの、専門家として努力し続けながら
自分の人生を切り拓いて誇りを持っている姿がとてもかっこよかったな。
ではご一読をありがとうございました!
上村菜穂 プロフィール
女性キャリア支援・PRブランディング
20代女性向けの集客やPRが得意なライターとして学生からフリーランスとして独立。
14歳でメールマガジン20,000人・恋愛部門1位を取得。歴代最年少記録。
東急グループ『GOLMAGA』での企画立案、サイバーエージェントが運営するアラサー女性向けメディア『by.S』でライターを担当。
『楽天大学』にてライティング講師、東京大学・学園祭2016年で『教育のできない人は起業を諦めなさい』にて女性唯一のパネラーに選出され登壇するなど、登壇は述べ1,000名以上の前で行う。
自身の開催イベントでは女子大生を中心とした20代前半女性を述べ600名以上集客してきた。
現在はこれらの経験を活かし、ライター業に加えて女性の起業・PR事業をしている。
またNPO・Schick Woman(粋な女性)のコミュニティー代表としても活動中。
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